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2019年3月 3日 (日)

七つの会議を見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『七つの会議』を見てきました。個人的ランクA-。


いやもう、とってもおもしろかったです!内部告発の映画ですが、日本企業って、不祥事を隠そう隠そうとするのは、日本企業の体質なのでしょうか?それとも、日本人という人種に特有のものなのか?DNAに刻み込まれているの?


会社内で立場が上がり、肩書きがつくに従って、人間ってその権力に溺れてしまうのがよく描かれていると感じました。中には、肩書きがついてもその権力に溺れない人もいますが、そんな人はごく一握りでしょう。この映画では、及川さん演ずる原島課長でしょうか。主人公の八角(野村萬斎さん!)は、自分がトップセールスマンだったときの顧客に起こったあることから、人の心を取り戻し、ぐうたら社員となります。まだ八角は人間に戻れましたが、そうならない屑な人間がゴロゴロいるのが会社であり、日本社会であり、今の世界経済社会なのでしょう。


他人を蹴落とし、足を引っ張り、そうまでしてでも自分が得をすればそれでいい。なんて悲しい生き方をしているのか、と情けない限りです。この映画を見て、自分自身を見せつけられていると感じる人が、かなりいるのでは?もしそう感じたのなら、どうやったら本来の人間という存在に戻れるのか、それを考えてほしいです。


会社内競争などで心を病んでしまう人たち。こういう人たちの方がまともだと思うのです。むしろ問題は、他者の心を壊して平気な輩たち。こういう糞みたいな人間が、なぜトップや上司などにいられるのでしょうね?まぁ、名だたる企業のトップって、大抵が発達障害であったり、サイコパスやソシオパスの傾向が結構あると心理学の調査結果が出ています。他人の意見を聞かず、自分の信念を突き進めるひとがトップになりやすいので、結果としてそうなる率が高いのでしょうね。問題は、そういう人は他人の意見を聞かない故に、他人の気持ちを理解できない・できにくいということなのです。トヨタにいたときにも、そういう腐った人間を実に多く見てきました。


しかし、日本企業の腐敗ぶりはこの映画で描かれている程度ではないでしょう。かつて、世界最高品質の製品でまさに世界を席巻した日本企業ですが、今ではデータ改ざん、安全性無視、品質無視、とにかく短期的なものの見方しかせずに、金をどれだけ稼げるか?ということしか考えていない。人の命よりも金の方が大切という、魂の腐りきった輩ばかり。死んで持って行けないのに、金なんて。何が一番大切なことなのか、それを理解するのは

  • 死の直前
  • 大病で命を脅かされる
  • 大切な人を亡くした

時など、こういう人生を左右する・しかねる事が起こらないと、理解しないのでしょう、現代人は。ただ、そうなったときにはもうすでに時遅し、となっていることがほとんど。そうなる前に、何が一番大切なのかを教えられるチャンスが必ず与えられるのですが、皆さん無視するんですよね〜。結果、にっちもさっちもいかない状態にまで放置、次がないところまで追い詰められて初めて理解するという。


この映画でも、消費者にけが人や死人が出ていないから、不具合を闇回収でこっそり交換しようとします。日本企業はこの傾向が非常に強いです。ちなみに多国籍企業、特にアメリカ国籍の多国籍企業は、他の国で(特に発展途上国において)どれだけ人死にが出ようが、我関せずを金の力でもみ消します。でも、こういう多国籍企業でも、結局は自らの非を認めざるをえないときがくるのです。資本と権力では雲泥の差のある多国籍企業でもそうなのです。日本企業では何を言わんか、です。


昔の商売は三方すべてよし(社会、店、顧客)でした。今は企業だけがよしとなれば、それでいい、です。いつから日本社会はこうなってしまったのでしょう?こんな腐った世の中、いつまでも続くわけがないのですけど。


この映画のエンドロールで、萬斎さん演ずる八角が、とてもいいことをいいます。私も全く同意見です。相手が大人だろうが何だろうが、言わなければいけないこと、伝えなければいけないことは、何度でも、口酸っぱく、諦めずに言い続けていかないと。人間はすぐに『楽な方に』流されてしまうものなのですから。


この映画を見ているときに、久しぶりに『豚か?』と思うような下品な食べ方をする人間を見ました。私の座っていた二つ隣に座っていたおっさんです。上映開始ちょっと前から、ボリボリガサガサとポップコーンを音を立てながら食べ続け、ジュースをすすり、さらにサンドイッチらしきものもむさぼり食う。確かに、上映開始がちょうど昼時でしたが、そして上映中に食べてはいけないというものでもないですが、上映前に注意が入るように、食べるときにはなるべく音を立てないように、周りの人たちに迷惑をかけないように、というアナウンスが入るのに!にもかかわらず、この下品な食べ方が30分近くも続いたのは、げんなりしましたわ。だから『豚か?』という言葉が出るのです。自分一人しかいない部屋の中なら、どうしようがかまいません。ですが、劇場という公共の場で、こういう他人の気持ちを無視して自分だけがよければと言う人間がいるのは、やっぱりいやなものですわ。あ、まさにこの映画の悪い方の社員たちとこのおっさんは同じ人種と言うことですね。

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