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カテゴリー「映画・テレビ」の349件の記事

2019年1月 6日 (日)

イット・カムズ・アット・ナイトを見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「イット・カムズ・アット・ナイト」を見てきました。個人的ランクC-。公式サイトはこちら


う〜む、ホラー映画だと期待していたのですが、これはどちらかというとホラーではなく、サスペンスでは?とおもえます。


夜の闇の中にいる「なにか」を決して映像化しないのはすばらしい!映像化しないから、それは見ている観客の「想像」に任せられるのであり、その方がよっぽど怖さを作り出します。


見終わって感じたのは、この映画はゾンビ映画のそれと同じだな、ということ。一番怖いのは、人の狂気というか、その心のあり方が一番怖い、という真実をこの映画は描き出していると感じたからです。他者を信じず、自分の考えが一番正しいと「思い込み」、それに従って行動する。これって、テロリストやISIS、KKK、果てはキリスト教原理主義者や銃器原理主義者(という言葉があるのかどうか)のNRAどもと全く同じです。他者を受け入れるという寛容さが全くみられません。この映画では、途中でちょっとその寛容さが見られたかな?と思ったら、あっという間に急転直下。人って、どこまでいっても分かり合えないのだろうか?分かり合える時というのは、この映画のラストのように、もう誰も助からないところまで行った時だけなのか?と、悲しくなります。


あと、この映画は今のアメリカ社会をはじめとする、他者を排除してでも自分たちだけが生き残ればいいという排他主義を象徴していると感じましたが、どうでしょうか?その結果はどうなるか、ということも含めて。


直に見せつけるモンスターなどを期待している人は、これを見ない方がいいですよ。冒頭にも書いた通り、「それ」を見せることは一切ないので。むしろ、見終わった後、あれはどういうことだったのか?等々を色々思い出して悩むのが楽しみかと。


人の心の闇というものは、いったいどれほどの深淵であり、その深淵には何を飼っているのか?と感じずにはいられません。

2018年12月14日 (金)

スマホを落としただけなのにを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「スマホを落としただけなのに」を見てきました。個人的ランクC-。


いや、なかなか楽しめました。それよりも驚いたのが、映画館がほぼ満席になっていたこと。夕方17時台のを選んだのですが、この時間帯で満席になるのは初めての経験かもしれません。それぐらい皆が興味津々と言うことなのでしょうか?


スマホは一応電話ですが、もう今のスマホは小型コンピューターです。そこに全データが入っているので、落としてしまえば自分の個人情報のみならず、連絡帳などに登録されている友人などの個人情報もなくすことになります。


スマホにロックをかけるのは当然のことです。PCに対してはウイルス対策やセキュリティー対策をしているでしょ?でも、なぜかスマホに対してはそう言うことをする人が少ない、またはセキュリティーに対して危機感を持つ人がとても少ないように感じます。


私の場合は、スマホを10年以上使っていますが、当初からほぼ仕事専用です。そのせいか、スマホにゲームを入れたことも一度もありませんし、セキュリティーに関わりそうな(カメラ、連絡帳、電話機能へのアクセス許可を求めるアプリには、ものすごく警戒します)アプリは一切入れないようにしていますし、選別しています。仕事用なので、患者さんの連絡先などが入っているのです。万が一のとき、患者さんたちに迷惑をかけるのは医療者として許されることではないことです。その万が一を考えたら、ゲームやLINEなどのセキュリティーに問題がありそうなアプリを入れるわけにはいかないのです。


まぁ、これは映画なので仕方ないかもしれませんが、いとも簡単にロック解除できたり、使用者にわからないようにウイルスアプリを入れ込んだりしています。私が知る限り、Androidにはこれができちゃいますね。Androidには、入れたアプリを画面にアプリ表示させる・させないと言う選択ができますので。常々設定から、自分が入れたアプリ以外が入っていないか確認する人がいます?iPhoneではジェイルブレイクしていれば、同じようなことができるのかも?


あとこの映画を見ていて、私も気をつけなくちゃと思ったのが、URLです。映画ではコンサートチケットが取れそうと言うことで、URLが暗号接続されているのか確認もせずにクレジットカード番号などを打ち込んでしまいます。あ、映画ではすでに打ち込んだ番号などを転送するアプリが仕込んであったかな?まぁ、どちらにしろURLが暗号接続されているのかどうか?を、「いちいち面倒でも」確認してから打ち込んだ方がいいな、と。焦っていたりすると「大丈夫だろう」と勝手に思い込んでしまいます。


犯人のソシオパスというか、サイコパスっぷりも良かったですわ〜。見事なサイコパスです。自分の目的のためなら手段を問わない。あ、そう言う意味では安倍首相をはじめとする今の政治屋、官僚ども、経団連の多くがソシオパスかサイコパスでは?と思えて仕方がないですね。理由ですか?自分の利権のことしか考えていないじゃないですか。国民のことなんて一切考えていませんよ。利己のためなら他者の命すらなんら考えないのがサイコパスの特徴の一つです。


まだ上映していると思います。結構ロングランですね。それだけ客が入っていると言うことなのでしょう。


現在スマホを使っている人は、見ておいて損はないかな、です。スマホの危険性を、誇張してはいますがきちんと描いていると思いますから。この映画を見た後でも、なんら対策をせずに、まだ自分は大丈夫と思う人ほど危険だなぁと思いますけどね。

2018年12月12日 (水)

来るを見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「来る」を見てきました。個人的ランクA-。


いやもう、久しぶりにワクワクするホラー映画でした。👍🏻血糊もたっぷり。なにより、「来る」何かの正体を明かさないところが最高です!正体を見せちゃう方が面白いですか?私は逆です。正体を見せない方が、最後まで不気味なままで終わりますから。こっちの方が怖いと思うんですけど。姿は見せませんけど、気持ちの悪い毛虫がたーんと・・・。😱


原作を読んでいないのでなんとも言えませんが、この作品は得体の知れない化け物の怖さも当然ありますが、それよりももっと怖いのは、人間の心です。これって、よいゾンビ映画の根幹と同じです。出来の良いゾンビ映画も、一番怖いのはゾンビではなく、生きている人間の心の方を描いてますから。だからこわい。


この「来る」でも、一番怖いのは人間の心、裏の顔というか、本当のその人の心の恐ろしさだと。一見イクメンだけど、仲の良さそうな夫婦だけど、一見子供思いの母親なのだけど、友人思いの人なのだけど、可愛い盛りの子供なのだけど・・・・。後から後から、ストーリー進行に合わせてどんどん化け物に関与してしまった人たちの素顔が明らかになります。これが本当に怖いのです。だからでしょうか、化け物にそういう人たちが殺されても、なんらかわいそうと思いません。むしろ、「自業自得」とか思えて仕方がなかったのです。ある意味、利己主義に陥っている腐った輩をどんどん殺してくれる、神のような存在?とも取れてしまいました。個人的には、ぜひ今の国民のことを何も考えていない利己主義の塊である政治屋たち、官僚ども、経済連の輩たちに取り憑き、恐怖を与えた上で処分してほしいと思っちゃいます。あ、そう思う私がいの一番に殺されますね。🤔


主役の岡田准一さん、初のホラー映画主演だそうですが、いや、相変わらず演技上手。そしてひときわ異彩を放つのが、松たか子さん演ずるゆた(沖縄の霊能者)ですね。個人的には、柴田理恵さん演ずる霊能者も非常にいい味を出していました。素晴らしい演技です!この作品に出演している役者さんたち全員が、とってもいい演技をしているんです。だからこの作品は面白い!いいこと言うんです、松さんが。「ゆたは血筋で受け継ぐのではない」。霊能力って、血筋じゃないですから。あと、多くの人が勘違いしているのですが、霊能力があるから人間性も磨かれているわけでは決してないと言う事実。霊能力と人間性って全く別物ですよ。これは学歴と人間性、肩書きと人間性、収入と人間性などなどが全く比例しないのと同じことです。


再度書きますが、本当に怖いのは生きている人間の心だと、あらためて思います。表裏のない人間ならいいのですが、今の時代、二面性のみならず何面もの顔を持つ人が多すぎると感じてなりません。それだけ素直な人間がいなくなっているということなのでしょう。そして、素直に生きていない・生きられないゆえに、様々な病気を発症しているのです。生活態度には、その人の心のあり方というのが非常に大きな割合を占めています。そして、その生活態度を変えなくてはいけない場合、その心のあり方から変更しなくてはならないのです。がんはその最たるものです。


この映画を見て、自分にすり寄ってくる人間は、果たしてその裏側(本心)でどう思っているのか?とかいちいち考えなくてはならないのかもなぁと。そんな社会、生きづらくて仕方がない社会です。病んでいる社会です。病んでいる社会だからこそ、化け物が生まれてしまうのでしょう。いや、本当の化け物はやはり生きている人間ですね。<ここからはあくまで私個人の経験と感想です。京都の洛中に住んでいる人間はまさにこれですね。だからでしょうね、京都に魑魅魍魎が多いのは。なんで洛中に住んでいる・育ったと言うだけで、こうまで洛外(県外を含む)の人間を見下すのか。自分たちが都人(みやこびと)とでも?それ以外の地域に住んでいる人は、人間じゃないのか?私が今まで出会った日本人で、裏表が非常に激しいのは洛中出身の人間でしたわ。正直、こんな裏表のある人間を信頼なんてできやしません。そうじゃない人もいるのでしょうが、いまだに出会ったことがないです。>


ホラーだからと食わず嫌いをせず、この作品は見ていただきたいです。人間の醜さ、それがどれほど汚いか、よく分からせてくれる作品ですから。普段から人を騙していたり、自分のことしか考えないような輩は、これを観ると自分のことを描かれているようでとても嫌な気持ちになると思いますよ。う〜む、久しぶりに手元に置いておきたいホラー映画になりました。何しろ先日見た「へレディタリー」が私的には大外れホラー映画でしたので。

2018年12月 9日 (日)

パッドマン 5億人の女性を救った男を見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「パッドマン 5億人の女性を救った男」をみてきました。個人的ランクA+。いや、実に素晴らしかったです!


公式サイトはこちら。ぜひ、映画を観る前に公式サイトをみて、映画についての事前情報を得ておいた方がいいと思います。私は全く知らないまま見たので、鑑賞後に情報を得て、「なるほど、それでか」とさらに深く納得した次第です。


しかし、インドはいまだにこれだけの格差、それも教育格差が存在しているということに愕然。その教育格差があるがゆえに、いまだに古い因習に囚われたまま。女性たちは生理になるたびに軒下で寝なくてはいけない。また、自分たち自身でも、生理中は不浄だからと。不浄?生理の何が?経血が出ることが不浄と?医療者からすると、なんという無知無理解。まぁ、いまだに日本でも同じことをやっているところもありますけどね。土俵とか。女性は不浄だから上がるなと、心室細動を起こして倒れた男性を助けるために土俵に上がって、蘇生処置をした看護師の方々、皆さんも記憶に新しいはずですが。彼女たち、それでも後から女性が土俵に上がるなんてと言われました。いつまで、いつまで間違った考えのもとに、女性を差別し、見下し続けるのでしょうか。これが先進国と呼ばれる国で行われていることに、情けない限りです。


生理の時に汚い汚れた布で代用しているため、感染症を起こし、時には子宮摘出や死亡となってしまうこともある、と映画の中でも述べられています。主人公のラクシュミは、自分の妻に死んでもらいたくない、感染症を起こしてもらいたくないという純粋な想いだけで、清潔なナプキンを作り、それを使ってもらいたかっただけです。なんという妻への愛情でしょうか!ですが、その妻も、家族も、村人も(2、3人の友人を除いて)彼を全く理解せず、結局村から追放しちゃいます。最愛の妻からも理解されなかったという事実、これは私も全く同じ経験をしていますから、涙が出てしまいました。一番理解してくれるはずの存在から拒絶されるのは、絶望しかありません。それでもラクシュミはナプキンを作ることを諦めなかったこと、ただただ尊敬に値します。


もうね、純粋な想いを持ち続け、どんなことがあっても諦めない、くじけない。私自身も、医療者を選んだ初心を決して忘れず、諦めずにいます。だからでしょうか、ラクシュミに心の底から共感しまくりです。


ぜひ、映画館でラクシュミの国連での演説を聞いてください。ただただ、ただただ素晴らしいのです!この演説を聞きながら、またも泣けてしまいました。ラクシュミの、どこまでも自分を利するのではなく、他者の利のためにという想いだけ。これが本当の愛です。3.11で天が日本人に教えてくれたことの一つなのですが、もうかなりの人が忘れていますよ。なぜこんな短期間で忘れてしまうのか、疑問というより情けない限りです。


しかし、人間というのはどうしようもないものだというのが、この映画で描かれています。あれだけラクシュミをバカにし、村から追放した村人たちが、ラクシュミが有名になったとたんに村をあげて迎え入れます。そしてそこには、彼を理解せず出て行った妻も。(私ならそんな村や妻を受け入れられるか?と自問しましたが、心が狭いのでしょうか、現状の私なら受け入れられないと思います。😞ここで受け入れられたら、また一段、階段を登ることになるのでしょう。)2000年前から、人間って全然進歩してないのですね。他者のためと普通と違うことをし始めた人を持ち上げ、その後よってたかって叩き落とし、多くがその人の死後また持ち上げる。イエスがそうでした。キング牧師も。最近では小保方さんですかね。2000年たっても、人間はなんら進歩していないとしか言いようがないです。


やりたい、やってみたい夢があるなら、今すぐ始めてください。ワクワクすることを始めてください。もしかしたら、あなたがやりたいと思っていることを邪魔する人が出てくるかもしれません。全く理解されないかもしれません。それでもそこでくじけず、夢を追い続けてください。私も今その途中です。周りから理解されないので、時々真剣に死にたくなりますけどね。😓今、夢を追い求めている人は、この映画を見てください。いや、観るべきです。自分が間違っていないということ、誰かは見ていてくれているということ、きっと納得できると思うのです。

2018年12月 8日 (土)

人魚の眠る家を見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「人魚の眠る家」を見てきました。個人的ランクB+。


いやぁ、これはもう、医療者は必ず見ておくべき作品かと。同時に、今子供がいる、孫がいる方も見ておく方がいいでしょう。なぜって?日々、この作品で描かれているような悲劇が、日本中で起こっているからですよ!何もこの作品のようなプールで溺れたというだけではなく、交通事故でも、虐待でも起こっています。


私自身は20年以上前から骨髄バンクにも、臓器ドナーにも登録しています。理由?私ごときの骨髄や臓器で助かる人がいるなら、そしてその人はきっと私以上に命の大切さを理解しているでしょうし、社会に、他者に対しての思いやりに溢れているはずだと思うからです。


しかし、この映画を見ていて泣けませんでしたが、考えさせられるシーンが続きました。医療者として、親として、一人の人間として。

  • 自分がこの子供の立場だったら?
  • 自分がこの子供の親だったら?
  • 自分がこの子供の主治医だったら?

などなど考えられたわけで。う〜む、久しぶりに多角的に考えさせられた映画です。これは「私の中のあなた」以来ですね。


しかし、医療者としても、一人の人間としても、果たして技術でここまでしていいものか?と思うことが表現されます。私としては、これはやりすぎであり、人間をモルモットというか、ロボットとして扱っているとしか思えなかったです。見た人にわかるように書きますと、娘に笑顔を浮かばせるシーンです。ここまでするっていうのは、親のエゴ?技術者のエゴ?どちらにせよ、生命倫理の観点からも、一線超えてしまったと思えました。これって、脳死状態の娘の祖父が息子である父親に淡々と告げる台詞でもあります。「お前のしていることは、超えてはいけない一線を超えている」と。つい先日あった、遺伝子改変ベビーを作り出した中国の件を思い出させます。全く、今の人類は、その科学を「何をやってもいいという免罪符」として使いまくっています。武器にしても同じ。これって、手にしているものがどういう結果を及ぼすのか全く知らずに使っている・使おうとしている幼稚園児と全く同じなのです。つまり、現生人類は実に幼稚で未熟だという証明なのですが。このこと、どれほどの人が理解してます?原発も、原爆も全く同じです。未熟な幼稚園児が使っているのが現状です。政府も、政治屋、官僚、知識人と呼ばれる無知蒙昧な輩どもも、自分たちの利権と金だけに執着しているダニであり、未熟な幼稚園児以下のもっと未熟な生き物です。


この映画、意識があるからこそ人間なのか?脳死状態でも心臓が動いているから人間なのか?ということを問いかけてきます。その回答は人それぞれでしょう。そして、日本の脳死についての法整備は世界でも類を見ないほどいい加減というか、曖昧です!西洋諸国では、脳死と人の死を明確に一致させているようです。これって、人間をあくまで物質と捉え、魂や霊魂というものが存在しないと考えているからだと思います。人間を物質と捉えているから、脳死も心臓死も全く同じであり、脳死状態で心臓が動いていても、脳という物体が死んでいる以上、それは心臓死と同じという人体全てを機械と同じ部品と捉えている証拠と思えます。


ひるがえって、曖昧模糊とした日本の脳死条件。よく捉えれば、日本人の死生観が現れているのでは?と思えます。魂と人体を区別していない。良くも悪くも、これが日本人の宗教観なのかも知れません。それゆえ脳死と心臓死の境界が曖昧になっています。それがこの作品に如実に現れてきます。


その境界の曖昧さが主人公の母親に言わせるわけで。この子を殺して殺人罪で裁かれれば、この子は「生きていた」と証明されることに。逆に裁かれず、無罪となれば、この子は「既に死んでいた」と証明されてしまいます。さて、医学的にほぼ脳死状態の人間をどう扱うのが正しいのでしょうか?死んでいる人間を、もう一度殺すことはできません。既に死んでいるのですから。でも脳死状態の人間を殺したことで殺人罪になれば、脳死という規定それ自体を否定し、脳死判定それ自体が間違っているということになり、脳死判定により臓器移植したこと自体が殺人罪となります。あなたはどう思います?脳死状態の人の心臓を止めれば殺人ですか?無罪ですか?


この作品、医療者としての目線で見てしまうシーンがほぼ8割でした。親として考えるシーンは少なかったですが、ほとんどの人は親としての目線で考えてしまうのではないでしょうか?


娘の主治医が父親に問いかけます。

 

「脳死か心臓死、どちらが本当の死だと思いますか?」

と。それに対して父親が答えます。

「どちらかといえば、心臓死です」

 

医師がそれに対して答えます。

 

「ならばお嬢さんはまだ生きていますよ。誰かの中で」


これって、私が骨髄移植にサインした時と同じ考えです。私が移植にサインした時、見せられたドキュメンタリー映像を見て、まだ10歳にも満たない子供が、代わりの骨髄が移植されれば生きながらえることができ、その結果この世に社会に大切なメッセージを伝えられるのでは?と思ったのです。私もこの映画を見た後で、まだ子供たちに私が骨髄移植や臓器ドナーにサインしていることを話していないことを思い出しました。次に会った時に、このことを伝え、私に何かあって臓器移植となっても、私自身は死んでいない、どこかもっとこの世でなすべきことをなす人たちの中で生きているという「事実」を教えなくては、と思った次第です。同時に、子供達自身に何かあった時に、どうしてもらいたいか?ということを聞いておかなくては、と思いました。子供に酷なことを聞くな!という、実にくだらないことを言い出す人間が必ずいます。何が酷?子供がいつなんどきでも死なず、必ず親から大人から死ぬという100%の保証があるの?ないでしょ?そういう事実を全く想像・理解できない輩なら、黙っていろ、と私は言い切ります。


私がこの娘の親だったらどうする?どれほど悲しくても、私なら娘の脳死を受け入れ、臓器ドナーに同意します。冒頭で母親が脳死状態の娘の手を握ったら、娘の指が動いたからまだ娘は生きている!となって物語が始まったわけです。私自身、医療者だから、これは反射だと理解します。また、霊的に見ても、この時に娘の指が動いたことを娘からの「了承とお別れ」ととります。西洋医学では反射であっても、この世に偶然は存在せず、すべては必然だと理解している私から見れば、そう取れます。あと、すぐまた娘に会えるのです。現世では30年から50年ですが、あの世では一瞬にすぎませんし。


この映画を見て、改めて霊的な理解がこの世ではもっともっと広まるのが大切だと、つくづく思いました。死は単なる状態の変化だけであって、命は消えることはない、という事実を理解できれば、悲しみはあっても苦しみは無くなるはずなので。死は全ての終わりであり消滅という、肉体が全てという考えが苦しみを生み出しているのですけど。


この映画で一番素晴らしいと思うシーンが、娘が旅立つシーンです。まさに、霊的なシーンなのです!!そう、旅立つとき、その魂は大切な人を眠らせたり、夢の中で別れを伝えます。私も眠らされましたので、よくわかります。人は夢の中であっても、自分の大切な人からきっちり理解できる形で説明を受けると、そのことを受け入れるものです。これはもう、実際に体験した人でなければ理解不能かもしれません。この映画でも、娘の旅立ちを夢の中で告げられ、その結果娘の延命治療も拒否、臓器ドナーに同意します。夢の中で、娘は「実は生きているんだ。死はないんだ」ということを理解したからです。


この映画、救いがないように思えますが、終盤、娘のドナーになったことが別の生を生み出したことを描いているのです。これって、臓器ドナーになることばかりじゃないです。子供を産んだということだけでも、別の新たな生をつなげたということになります。献血もそうです。他者を救おうとして自らが死んでしまった場合もそうです。どのような形であれ、他者を生かしたという事実が素晴らしいのです。死は存在しません。形が変わるだけです。たとえ自分の形が変わろうが、その結果他者を活かすことができたのなら、それは魂にとってこの上ない喜びなのです。


まだ上映していますので、ぜひ多くの人に見ていただきたいです。特に医療者ならなおさらです。

2018年12月 6日 (木)

へレディタリー 継承を見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「へレディタリー 継承」を見てきました。個人的ランクC-。


も、またもや記事(前評判というか、宣伝文句というべきですか)に騙されました・・・。しかし見なければ、その真贋は分からないのであって・・・。


途中までは良かったのですよ。途中までは。何が現代ホラーの頂点ですか?(ホームページに書かれてます。)個人的には、この作品より「ジェーン・ドゥの解剖」の方がずっと面白かったですよ!金返せとはまではかろうじて行きませんでしたが、後半からの失速に幻滅とため息ばかり。は〜〜〜。今月、一番がっくりきた映画です。


ここからは、まだ見ていない方は読まないように願います。














































まぁ、各登場人物というか、この作品においては女性が実に奇妙。すべての女性が奇妙と言えます。そして、男性側が至極まとも。まぁ、この映画は悪魔崇拝なので、女性は魔女ということなのでしょう。だから主人公たちに関わる女性たち全てが奇妙になったのでしょうね。


個人的に、一番演技が上手く、気持ち悪さを出していたのは娘役の女優さん!素晴らしく気持ち悪い!とにかくチョコレートばかりを食べているし、人形らしきものを様々な材料で作っている趣味も。(ハトの首を切り落としてそれで人形を作るシーンもGoodです。あ、この意味わからない人が多いでしょうね。特にホラーがダメな人ならなおさら)で、この娘が死ぬシーンは、思わず「うわっ」と声が出ちゃうぐらい衝撃的でした。またご丁寧に、その死に顔を実に上手に作って、観客に見せる。このシーンが一番この映画でグロいと思います。ちなみに、私が認識した限りでは、終盤に再度この首が登場してますよね?


交霊術を交えたりしていて、本当、途中までは面白かったんです。ところがてっきり呪いや心霊ものか!とワクワクしていたのですが、悪魔崇拝ということであり、どうりで交霊術で使った言葉がどうも悪魔を呼び出すときに使う言葉じゃないのか?という直感が見事に的中。


また、終盤に母親の動きが「エクソシスト3」と似たようなことをしたことも、個人的には減点。ぜひ違った動きをして欲しかったですね〜。どうせCGで作っているのなら、全然過去作品にない動きをさせろや!と言いたい!もしくは、過去作品になぞらえるのなら、もっとおどろおどろしく、この作品だからこそ!という動きに仕上げなければ意味がないと思われますが。


どうしてもキリスト教の影響のためというか、最終的には悪魔崇拝に行き着くホラー映画は、正直つまらないです。なぜって?この作品でもそうですが、地獄の王の何番目を呼び出すためとか言いますが、そんなに地獄の王って暇なの?たかだか矮小な人間に呼び出されるような、そんな小さな存在なの?と言いたいわけですわ。それって、何が地獄の何番目の王と言えるわけ?となるので。王なら王らしく、くだらん矮小な人間に呼び出されんなよ!と思うわけですよ、私は。

2018年11月 4日 (日)

スモール・フットを見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「スモール・フット」を見てきました。個人的ランクA-。


こ、これまた素晴らしい映画でした!アメリカ発の映画で、こんなにメッセージを込めた映画が出てきたことに、大変感動しています。


まさに、現代のこの薄汚れ、他人を排除する社会に対してのアンチテーゼと言えるかと。


なぜアメリカやISSなどのテロリスト(アメリカもテロリスト製造国だと行って過言じゃないはずです)は、武器を持って他者を排除しようとするのか?ということを、この映画は描き出していると思うのです。


この映画で描かれていますが、自分とは違う人、人種、肌の色、体の大きさ、文化、そして宗教の違いを言い訳にして、人というのは他者を「恐れ」から排除しようとするのだ、と。そう、怖がっているのです。心底怖がっているからこそ、武器(など)を持って他者を排除しようとするのですよ。それをこの映画は描き出しています。


だからこそ、くだらない違いを理解し、受け入れるという勇気ある(まさにこれは勇気と言って差し支えないかと)行動が必要なのです。この映画では、人よりも先にイエティ達の方が実行します。実行した方が魂のレベルでも、精神のレベルでも上なのですよ。つまり、この映画では、イエティの方が人類よりずっと進んでいる生物ということです。


この映画では、親子の愛も映画いています。親が子供を無視し、子供を親のおもちゃのように扱う現代社会。それが間違っているとこの映画はしっかり訴えています。親は、子供を信じ、子供のいうことに耳を真摯に傾ける必要性を述べているのです。


私自身は、エンティングで泣けてしまいました。全く違った文化を持つ人種が、お互いを理解して受け入れているという、まさに理想郷を描いているのです。これが泣けなくていつ泣くというのですか?!こんな未来が、こんな理想が本来なら、とっくに現代に訪れていておかしくないはずなのですが、いまだにこの世は混沌に包まれています。まさに混沌。人々は他者を排除し、自分さえ良ければそれでいいという実に下らない夢にとらわれまくっています。そう、人々は生きたまま白昼夢の世界に生きていると言っても過言じゃありません。それでいながら、自分たちは目が覚めていると錯覚しています。なんていう下らなさ!


この映画、多くの人に見てもらいたいです。それぐらい素晴らしい出来なのです!これはDVD発売でポチってしまうでしょう。手元に置いておいて、子供達に必ず見せたい映画なのです。学校でも社会でも教えない、真実と理想をこの映画は教えてくれるのですから。

2018年11月 3日 (土)

若女将は小学生!を見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「若女将は小学生!」を見てきました。個人的ランクA-。


全く予備知識なしで見てきました。そうしたら、これが驚くことに、予想をはるかに超える素晴らしい出来で。映画って、こういう宝物があるからやめられません。


も、これは映画館で見て欲しいと切に願う作品です。


笑いあり、そして泣かしてくれます。


最初は、今までにもあった仲居などから始まる修行の話なのかな?と思っていましたが、もう冒頭から物語の重さに心を掴まれました。その後、この主役の女の子の成長、そして彼女を取り巻く物語をぜひ感じて欲しいです。


主役、脇役、それぞれが際立っています。これがまたこの映画に面白さを加えているのです。こういう映画、見ていて実に楽しいです。


終盤、泣かされました〜。もう、涙が止まらなかったです。自分や娘が同じ立場だったらと思うと・・・。😭他の観客も鼻をすする音がかなり聞こえたので、皆さん泣かれていたようです。いや、それぐらい感情を動かされます。


タイトルやアニメ映画だからと拒否しないで欲しいです。これは本当にいい映画なのです。個人的には、子供達に是非見てもらいたいです。どんなに辛いことがあっても、君はひとりぼっちじゃない、ということをこの映画は伝えています。くだらない出来のハリウッド映画を見るぐらいなら、これを見た方がずっと学ぶことがあるはずです。

2018年10月20日 (土)

散り椿を見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「散り椿」を見てきました。個人的ランクB。


やっぱり時代劇は日本人の心に響くと言いますか。いいものです。個人的には藤沢周平シリーズ、特に「隠し剣鬼の爪」ほどの良さには劣りますが、いいものはいいのです。


特に今作でよかったと思ったのが、岡田准一さんの殺陣シーンです。彼の学んだインドネシアの武術の動きを取り入れた、今までにない動きと殺陣が新鮮で。


あと、私も下手くそながら武術家としていえるのですが、日本刀を使った斬り合いで、何度も交合することはあり得ないと思うのです。日本刀は切れ味が素晴らしいだけに、硬く、脆い。その日本刀の刃と刃を合わせるのはあり得ないとしかいえないです。一撃で刃が欠けるか、日本刀自体が折れてしまいかねないかと。ですから、真剣での斬り合いでは、一撃でその勝敗が決まったはずです。この作品では、それを中々見事に表現しているのが、個人的には大変評価できるのです。そう、一撃で決まるのです。(そういうことで、やっぱり黒澤監督の七人の侍は素晴らしい!と思えます。斬り合いのために、何本もの刀を用意しています。)


あと、この作品、終盤はかなり血が飛びます。血が苦手な方は、ちょっと苦しいかも?でも、実際動脈を切断すれば、このように飛び散ってもおかしくないですよ?


個人的に非常に共感を覚えたのが、ラストシーン。これこそ、日本男児と言うべきかと。西洋人たちには、理解しかねるのじゃないか?と思えます。ですが、それがいい!個人的には一番グッとくるシーンでした。


古き良き日本人男子の姿、不正を許さない、そして不正は必ず明らかになりその報いを受ける、という意味で、今の糞官僚や糞政治屋どもには見てもらいたいところですが、そういう腐った輩どもはこういう映画を見ないでしょうね。も、ほんと、今の日本の政治屋や官僚、なによりそういう馬鹿どもを取り締まるべきはずの検察に、性根の座った輩がいないのが、今の日本の凋落の原因の一因かと思えて。そう思いません?取り締まる側がしっかりしていれば、ここまで国民を無視し、自分たちの利権ばかりを追い求めるダニどもがのさばることはなかったのでは?まぁ、その検察自体が腐りきっているのが、これまた問題ですけどね〜。

2018年10月19日 (金)

ザ・プレデターを見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


「ザ・プレデター」を見てきました。個人的ランクC-。


もう上映が終わっているところも多いかと。


初代プレデターが個人的には最高傑作ですね、プレデターシリーズでは。ですが、この作品、初代への尊敬がしっかり描かれているのが非常に好感度が高いです。


まぁ、私は結構クスクス笑いながら見させていただきました。(娘がいたら、「また笑っている!」と突っ込まれそうですけど。)


R15だけに、血は多めです。また、まさかあれが?!というのも。ネタバレをしたくないので書けません・・・。


自閉症の人が持つと言われる、サヴァン症候群を取り上げています。残念ながら、すべての自閉症の人がサヴァン症候群ではないのが現実です。そのことを決して取り違えないように願いたいです。サヴァン症候群のような、特殊な能力を持てるのは、ごく一部の人間だけです。勝手に期待するのはいいですけど、その期待に裏切られた時の失望感は、大変なものです。


過去のプレデターシリーズが好き、エイリアンと人間の戦いが見たい!というのであればいいですけど。そうでなければレンタルで十分かな?と思いますよ。あ、もうほとんど上映終わっていますか。

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