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2018年5月22日 (火)

のみとり侍を見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『のみとり侍』を見てきました。個人的ランクA。公式サイトはこちら


いやもう、笑わせてもらいました。あ、この映画はR15指定です。私が見たときは、ほぼ席が埋まっていました。まだ上映して日が浅いからかもしれませんが、人々の期待度がわかろうというものです。


阿部寛さん、なんでこうも演技が上手いのでしょう!かっこいいところと、逆のユーモラスな落差を見事に演技されています。


ですがこの映画、しっかり人間としての節というか、義理人情を描いているところが素晴らしい!現代社会に欠如しているのが、この義理人情です。バブルの時以来、日本人の人心の荒廃ぶりがあまりにもひどすぎます。何かにつけて全て『金』が至上主義。金と権力のためなら、他人を踏みつけて、他人の命をないがしろにしてでもかまわないという社会が現代です。なんていう腐りきった社会か!


この映画、主人公が侍として学び築き上げてきたものが、一瞬で崩れ去ります。その失意の底から這い上がってくるのが素晴らしい!自分の状況に腐ることなく、新たに努力しはじめる姿勢、とても参考になります。まぁ、そうなるきっかけは、死に別れた妻に似た女性から言われた『下手くそ!』の一言からですけど。床上手になるための努力シーンが、これまた大笑いできます。


豊川悦司さん、いい味出しているんですわ〜。この夫婦の(ものすごく嫉妬深い妻役が前田敦子さんですね。はまり役)物語のシーンは、とにかく笑えて笑えて。🤣まぁ、男として、こんなに嫉妬深い女は、御免こうむりますけど。この妻の、旦那の浮気を抑えるための方法がこれまた大笑いできます。よくそんなこと考えついたなぁ、と、ある意味感心します。貞操帯ですね、これ。豊川さんの醸し出す、男気と男の色気がいいですわ〜。


この映画、桂文枝さんはじめ、皆さんとても楽しんで演じられているのがわかります。だからでしょう、この作品がとっても面白くなっているのは。個性的な人たちばかりが演じてますので、なおのこと面白くないはずがありません。


寺島しのぶさん、相も変わらず素晴らしい演技です〜。そしてその肌も胸もほんとにきれい!私自身は、いやらしさより彼女の美しさに圧倒されてしまいました。エロより美の方が強い、ということです。比べちゃいかんのですが、前田敦子さんもそれなりに頑張っていましたが、やっぱり小娘ですね〜。まだまだです。


貧しい長屋の子供達に、無償で読み書き剣術を教えている友之介。他者のために自らを省みず生きているため、死にそうになりますが、そんな彼だからこそ、同じ長屋の人たちが賢明に彼を助けようとします。人情ですよね〜。今の世の中、友之介のような人もほんとに少なくなってしまいましたし、そういう人を認めていて、助けようとする人も少ないです。何しろ、現代社会では、貧乏人は死ねと言われる世の中ですからね。貧乏なのは自己責任。そんなやつに税金を使うな、などなど。人情もクソもあったものじゃないです。死にそうになった友之介を助ける医者が伊武雅刀さんで。最初は貧乏人に『金もってこい』というような、結局医者は金儲けしか考えてねーのか!と思わせておきながら・・・というのが、これまたよかったです。ここでも人情。結局、貧乏人達の方が義理人情が篤いと言うことなんだな、とあらためて思いました。貧乏だからこそ、お互い様の精神で助け合って生活しています。これが本来の、人間の、日本人の姿じゃないのか?と心底思います。


現代社会への批判だなと思ったのが、上司が馬鹿でクソであると、優秀な部下ほど迷惑をこうむる、ということ。そして、そんな上司に取り入って私腹を肥やすダニが、その屑上司の周りに集まり、ご機嫌取りになります。も、今の企業も政治も、全く同じですわ。だからこそ、その間違ったことをしている上司に対してものを言う部下が、どれほど大切か、ということです。うるさい、うざいといって、そういう部下を排除してしまえば、そりゃ天狗になれますよ。周りはおだて上げてくるだけのダニばかりですから。自分のすること、考えに反対意見を言ってくれる部下の大切さに気がつくかどうか、で、その上司の人間性がわかるってものです。この映画では、アホの殿様がそのことに気がつき、主人公を再登用、藩から膿を出すための重要な役職に就けます。今の自民党とはまるで正反対!安部は自分の天下を作ったつもりでいながら、それは砂上の楼閣であり、周りの人間はダニばかりです。そんなアホな人間である安部が、自分の無知無能さに気がつくわけ無いですね。それを気づかせてくれる人を、周りに一切置いていないのですから。


劇場では、ご夫婦やカップルが多かったですね。こちらも嬉しくなったのは、そういうご夫婦やカップルが、お二人ともこの映画の下ネタの部分で大笑いされていたこと。逆に、全く笑わないカップルもいたり(私のとなりにいた20代らしきカップルはそうでしたね)。個人的には、こういう映画を一緒に見て、下ネタの部分で一緒に大笑いできる人がいいなぁと思いますけどね。


笑えて、そして現代社会でほとんど忘れ去られている義理人情を再度勉強するためにも、この映画はおすすめです。うーむ、もう一回劇場で見たいですね、この作品は。

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