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2018年2月17日 (土)

不能犯を見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『不能犯』を見てきました。個人的ランクB+。いや、これほど面白い映画だとは思ってもいませんでした。


もう、主役の松坂桃李さん演ずる宇祖吹が何度も口にする「愚かだね、人間は」。この台詞、普段から私が感じている言葉そのまま!私は時々、自分自身に対して『愚か者め』ということが多々ありますね。


この映画の面白いというか、素晴らしいところは、人間の行動を必ず別の面から見ろ、ということを教えていることです。現在、多くの人間は、一面からしか、一方からしかその人を見ません。その意味するのは、『自分の見たい物しか見ていない』ということに他なりません。この映画では、宇祖吹に殺しを依頼した人たち、彼らは全員、自分の見たい物しか見ていなかったのです。さて、宇祖吹に殺しを依頼し、それが成就された結果、その依頼者たちはどうなったのか?彼らは心願成就し、幸せになれたのでしょうか?劇場でそれらをご確認ください。もうねぇ、宇祖吹の言葉が、心に突き刺さります。


沢尻エリカさん、彼女だったんですね。全然知らなかったのです。まぁ、確かに美人でしょうけど、ただ人形のようにきれいなだけで、演技力がないなぁと感じました。おっと、ファンにけんか売ってますかね?観察した結果を述べているだけであり、彼女の人格を否定してませんので、過激なファンたちは勘違いしないように。例えば、劇中、飲み過ぎて吐くシーンがありますが、おいおい、あなた、本当に飲み過ぎて吐いたことあるの?と問いたくなりました。まず、音(声?)が違う。(あの音を出せと言われれば、本当に吐くしかないかも?個人的には、ジャッキー・チェンの吐くシーンを見て勉強しろ!といいたいです。)あと、アクションシーンがダメダメ。まぁ、格闘技の経験なんて全くないのでしょうけど、せめて、せめて演技のために少しでも、合気道なりを学んでほしかった。素人の動きですもの。とてもじゃないけど、警官に見えません。あれで犯罪者を投げ飛ばすことは無理ですし、関節を決めるシーンも、全然決まってません。


原作を全く知りませんが、これは原作を読んでみたいかも?と思えました。それぐらい、宇祖吹がいい味出しているのです。


人の言動を一方向から見るのではなく、別の方向からも見なくてはいけないよ、という大切な真理を教えてくれる作品です。自分の見たい物だけを見ていてはいけない、ということです。残念ながら、現代人のほとんどが、自分の見たい物だけしか見ていないので。だからこんな腐った世界になっていると、心底思えます。はい、私からすれば、宇祖吹の方が本当の人間に思えて仕方がないのです。


サスペンス物としては、かなり秀逸かと思います。松坂桃李さん、こういうちょっとサイコチックな役をやらせると、非常にいい味出しますね〜。

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