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2018年2月21日 (水)

消された女を見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『消された女』を見てきました。個人的ランクB+。公式サイトはこちら


いやはや、韓国の法律に、

精神保健法 第24条
保護者2人の同意と精神科専門医1人の診断があれば、
患者本人の同意なしに「保護入院」という名のもと、強制入院を実行できる。

というのがあり、実際にそれを悪用した『実話』を元に作られた作品です。


確か日本にも似たような法律があります。患者本人の同意なしに、その患者が他者に危害を加える可能性が非常に高い場合、(確か)家族と知事の合意があれば、強制措置入院できたと思います。韓国と違うのは、知事(確かそうだったと記憶)という上位権力者の合意が必要なことです。


もう、見ていて気分が悪くなります。いえ、血みどろとかいうことではなく、正常な人を『無理矢理』強制入院させ、やりたい放題する、ということにです。当然、入院患者リストにも、その人の名前は載っていません。とどのつまり、リストにないのだから、その人は『存在しない』ことと同意なので、どうなろうがかまわないのです。劇中、精神科病院の院長は、まさに『鬼畜』としかいいようのない行為を繰り返しています。実に、医療者として胸くそ悪かったです。私の手で、この院長に引導を渡してやりたくなりました。


伏線の張り方が上手い!この映画はそれだけでも、劇場に足を運ぶ価値があると思います。終盤、「あ、冒頭でそのヒントがあったし、確かにその通りだ!」と、まさに「やられた」感が一気に襲ってきました。う〜む、こういうサスペンス映画で、素晴らしい伏線と、やられた感はたまりません。ヒント?ボールペンです。あ、伏線の張り方は上手かったのですが、一つ難点というか非常に気になったことが。後に助けられた病院職員、彼はどこに行ってしまったのか?彼の行方は?この点が私は最後の最後まで気になってしまいました。確かに物語には重要ではないのかもしれませんが、それでもある大切な役目を負っていた彼なのに。彼の扱い方が、結構気になりました。


しかし、人間の欲望というのは恐ろしいものだと、改めて思いました。この作品では、警察署長である義父が、遺産ほしさに行った行為ですし、精神科病院の院長は、その警察署長の後輩で、警察という後ろ盾があるからやりたい放題やる。製薬会社も、その病院でバンバン薬を使ってくれるので、嬉しくて嬉しくてサポートをする。もうね、人間のどす黒い部分が見事に描かれているのです。あぁ、日本でも同じです。まだ日本では表面化していないだけで、この韓国で起こった実話よりも、もっとひどいことが起こっていると私は思います。なにしろ、政府が国民個人を攻撃して平気な国に成り下がっているのですから。この作品のような、警察署長などという、小粒じゃないのですよ。国の政府が国民の一人を攻撃するのです。これって、北朝鮮や、ナチスとどこも変わりませんよ。こういうことに、ほとんどのマスコミも取り上げないものだから、大馬鹿野郎のネトウヨや人種差別主義者のような屑共が、調子に乗っているのです。あぁ、今の日本政府の政治屋や官僚共も、全く同じ糞野郎共ですけどね。


今、日本でも同じことが起こっているかもしれない。その怖さを感じ、もし自分が同じことをされたらと思える作品です。是非、劇場に足を運んでこの作品を見てほしいです。しかし、『ダイビング・ベル』でもそうでしたが、韓国という国だけではないのですが、権力を握った人間というのは、どうしてこうも、私服を増やすことにばかり血道を上げるのでしょうね??権力を握った人間のほとんどが、弱者を助けたり守るためにその『与えられた力』を使うのではなく、自分のためだけに使うのです。あぁ、スター・ウォーズで、ダークサイドに落ちた人間たちは、皆これでしたね。数少ないジェダイ騎士たちだけが、その高潔な意思と精神性を保っただけでしたね。SWでも描かれていたように、ダークサイドに落ちるのは簡単です。いとも簡単に落ちますし、多くの人間は『楽な方に流されます』。流されず、自らの精神性を高く保つ。これはかなり難しいのでしょう。だからこそ、それを目指して努力・修行する価値があると思うのですけど?

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