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2018年1月12日 (金)

フラットライナーズを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『フラットライナーズ』を見てきました。個人的ランクD。公式サイトはこちら


1990年の前作を見ていたものとしては、今作は面白みが足りなかったような・・・。役者の力量なのか、監督の力量が足りないのか、はたまた脚本がいまいちだからなのか・・・。個人的には、前作の方が面白かったと思いますよ。もっとおどろおどろしさが表現されていましたからね。同時に、臨死体験を、死後の世界を探求したいという意識は前作の方が高かったと感じて仕方がありません。今作では、そのCG技術はすごいですよ。えぇ、それはもう。ですが、全然怖くない。ハラハラしない。見せる技術ばかりでは、面白くないのです。ハリウッドも、いい加減このことに気がつけ、といいたいです。大切なのは、役者の演技力、脚本、監督の力量や人柄などの、CGではなく、『生きている人間の持つ力』がものを言うことに。


前作を見ていた人からすれば、うれしかったのが、キーファー・サザーランドが教授役で出演していること!彼は、前作で一番長く死を体験し、そしていかに自分がひどいことを他者にしたのか、ということを反省する役をしていました。その彼が、リメイクした物にでる訳です。見ないわけにはいかなかったのです。彼の演技はよかったですよ。患者のために医師はどれほど勉強しなくてはいけないのか?ということを表現していますから。怖い教授じゃないのですよ。人の命という物を、真摯に捉えている医師だから、あのように怖い印象を与えてしまうのです。


まず、主人公が途中で変わる(?といっても過言じゃないでしょう)のに驚きました。そして、前半の主人公のコートニーに、全く感情移入できない!この時点で面白さはほとんどなくなっています。冒頭、彼女が起こした事故の原因に、ただ単に「アホが!」としか思えないからです。自分のとんでもない行為によって妹を殺しているのですよ。彼女の行為に対して、どこにも共感できることはなく、ただただ殺人者としか思えないのですよ。そんな人間が医師になる〜?妹を殺してしまう信じられない行為をした輩だから、次はしないだろう?というのを、この作品ではそんな希望的観測をしているのですね。主人公のコートニー、級友を巻き込んで実験を強行するのですから。人間、そう簡単に変わらないと言うことなのです。妹を殺すという行為をしておきながらも、彼女は何ら変わらなかったわけで。彼女の最後も「当然だわ」と私は思ってしまいましたが。


後半の主役はマーローに代わります。医療者として、この彼女が患者に対してしたことは、非常に腹立たしいわけで。医療者としては、決してしてはいけないことを自己保身のためにしてしまいます。36時間勤務で疲れていた?そんないいわけが通用するとでも?そんないいわけで、自分の殺人行為を正当化しようとするその精神性が、人間性が、医療者になってはいけない証拠です!どれだけ疲れていようが、自分にとっては数多くの患者の一人だけど、患者にとっては唯一の医師なのです。まったく、ヒポクラテスの誓いを完全に失念しているとしか言い様がありません。


前作を見たことがなく、スリラー映画をあまり見たことがない人のはいいでしょう。ですが、前作を見ていたり、スリラー映画をよく見ている人は、余りおすすめできません。あくまで個人的意見ですが。

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