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2017年10月 8日 (日)

ソウル・ステーション パンデミックを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『ソウル・ステーション パンデミック』をみてきました。個人的ランクC-。公式サイトはこちら


『新感染 ファイナルエクスプレス』の前日譚に当たるアニメ映画です。


まず、アニメのできですが、日本のアニメに比べるとまだまだです。正直、最低でも30年以上前のアニメか?と思う程度です。絵のきれいさ、動きのスムーズさなどなど、日本のアニメはやっぱりすごいわと改めて感じます。20年以上前の日本のTVアニメの方が、ずっと絵も動きも素晴らしいことに驚きを感じます。同時に、声優さんの技量の差も如実に感じます。日本のアニメ文化って、本当に世界随一だと断言してもいいと思います。(にもかかわらず、未だに日本社会では、アニメや漫画はサブカルチャーとして、低く捉えられていますよね〜。なぜ??諸外国では、日本のアニメはすごい評価を受けているというのに。)


絵とアニメの出来とは全く逆に、ストーリーはかなりいいできばえです!公式サイトにもあるように、社会の底辺にいる庶民の魂の叫び、私も同じく社会の底辺にいるので、この映画に共感してしまいました。韓国も、日本も、いや他の国はどこでもそうなのでしょうね。いつも底辺にいる人たちが、一番被害を被る、ということ。この映画では、もう冒頭から韓国社会の歪みを描き出しています。映画故の誇張とは、ちょっと考えにくいですね、韓国という国柄を考えると。


元風俗嬢のヘスンがヒロインで、ホームレスのおじさんがヒーローです。『ファイナルエクスプレス』同様、容赦なく人が死んでいきます。ある特定の人だけが生き残る、ということはないのです、現実として。それをこの監督は非常にうまく描いています。えぇ、ヒーロー、ヒロインだから最後まで生き残るわけないですよ〜。


ヒロインのヘスン、ひもの男にいいように振り回されます。おいおい、家出をした後に、様々な馬鹿な男たちにいいように利用されてきたんでしょ?なぜ学ばない?なぜ反省しない?このヒロインには、私は全く共感できませんでしたわ。それよりも、ホームレスの主役の方には、感情移入しまくりました。なぜって?この主役は叫びます。

「国のために尽くしてきたが、国は一体何を俺たちにしてくれたんだ?!」

と。ほとんどの国でそうなのでしょうけど、国があるから国民がいるわけじゃないのですよ。この点を多くの国の政府も政治屋たち、そして何より国民自身が勘違いしています。民がいるから国が存在しているのです。民がいないのに、国が存在するわけがない!ということは、国は民がいるから存在しているのだから、民に尽くして尽くして尽くしまくるのが国(政府)という物のはずです。この原点を勘違いしているから、おかしな社会に、政府になるのです!再度書きますが、民がいるから国が成り立つのです!!


再度書きますが、ストーリー展開が非常にいいのです。テンポが速く、全く飽きさせません。人間関係もうまく描いています。最後のカタストロフィーが、ホラー映画としては実にいい!こういう救いのないエンディングを迎えるホラー映画って、個人的に大好きなんですよ。救いのあるエンディングを迎えるホラー映画って、つまらないですよね?意味わかりませんか?


このストーリーで、後はアニメの作画技術と声優の技術が日本並みになったら、この映画はすごい作品になったのではなかろうか?と思います。日本のアニメ会社でリメイクしてくれないかなぁ?個人的には、村瀬修功監督でお願いしたい!虐殺器官で見せた、あの素晴らしさでリメイクしてくれたら、この映画は化けると思います。


ホラー映画というと、最近は女性の観客が増えていてうれしかったのですが、この作品はアニメホラーだからなのか、昼間の上映だったからなのか、女性観客がいませんでした。はい、全員野郎ばかり。う〜ん、なぜ??


ホラー映画が好きなら、アニメ作画はあまりよくありませんが、ストーリー展開だけでこれを選んでも損はしません!いいホラー映画です!

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