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2017年7月21日 (金)

ライフをみてきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『ライフ』をみてきました。個人的ランクB+。公式サイトはこちら


生物学や微生物学を専門で学んだものとして、この映画はおもしろかったです!あ、でもこの作品って、SFホラーに分類されるのかな?


冒頭からハラハラさせてくれます。この緩急の付け方がこの監督、非常にうまい!ドキドキさせておいて、一転ほっと一息つかせたところに、というのが。『エイリアン』並みにうまいと私は思います。


微生物学を学んだものからすると、生物学者のヒュー、う〜ん、あの隔離ケースは未知の外来生物を扱う、という点においては甘すぎたのでは?と感じてしまって。火星からの未知の細胞が相手です。それに対して手袋付きの隔離ケースというのはどうよ?というのが率直な感想です。バイオハザードレベル4並の隔離実験施設でなければしちゃいかんだろ?と思いますけど。手袋ではなく、ロボットアームで細胞を扱うのが必要だと思いますわ。現代技術のロボットアーム、ロボット医療でも使われているように、非常に繊細な動きまでできますから、未知の外来細胞を扱うのもかなりのところまでできるはずだと思います。そしてなにより安全です。どんな性質を持っているのか、全くわからない相手です。なにより安全策をとるのが手順として基本だったと思います。相手を『たかが細胞』と、無意識に見下していたのかもしれません。いつの世も、そのミスの99%は人間によるものです。機械ではありません、人間という存在そのものが、もしかしたらミスなのかもしれないなぁとまで最近はよく思います。この映画ではよくわかりませんでしたが、この実験室モジュールを万一の事故の時、ISSから分離して危険物を外宇宙に廃棄処分でき、かつISS全体を守るという構造になっていなかったのか?ということに疑問を感じますけど。そういう構造になっていない、ということは、それだけ危険物に対しての安全がとられていないととれますし、その認識も甘い、と思いますけどね。そして、そういう構造になっていない実験設備なのに、ISSで外来宇宙からの細胞を扱う、ということ自体、元から問題あったと私は考えます。


悲しくも、ですが司令官としてとても立派な行動だったのがエカテリーナ。彼女の行動がまさに責任者としてとる行動です。どこぞの国の総理大臣のように、口先だけでその場を取り繕い、後は黙っていればいいや、馬鹿な国民などほおっておけばそのうち忘れてくれるだろうという、なめまくった態度で総理の椅子に座り続ける厚顔無恥っぷりとは、あまりにも正反対です。


ショウ役の真田広之さん、山椒のようにぴりり!といい味を出しています。英語もきれいなんですよね。地球で生まれた我が子のために、生きて地球に帰ろうとするのですが・・・。同じ子供が居る身として、共感してしまいました。


地球に危険な異星の生命体を入れないために行う隔離行動ですが、やっぱり最初の実験室が一番隔離になっていなかったなぁと改めて思います。まずは最小限の被害で隔離できるようにするのが鉄則では?と思えて仕方がありません。しかし、ソユーズのロケットでISSそれ自体を衛星軌道から外宇宙へと放り出せるほどの推力があるのだろうか?と、疑問に思いましたが。突っ込んじゃいけないところですかね?


さて、この火星からの異生命体はどうなるのか?ISSのクルー達は、この異生命体を排除できるのか?無事地球に帰ることができるのか?もうね、最後は「うむ、そうきたか!」と。個人的には、こういうことが起こってこの世界、一度滅びた方がいいんじゃないのか?と思えて仕方がないですけど。


しかし、悪いことではないのでしょうけど、近年ハリウッド映画の出資者に中国人が実に多いのですね。その性でしょうか、もしかしたらシナリオにも口出しをされているのかも?と勘ぐってしまいます。この作品、最後の場所が中国領域です。いや、別にかまわないのですよ。ですが、どうにもこうにも、昨今のハリウッド映画は中国に寄り添いすぎているなぁと感じずには居られません。結局は、金を出した人間の意向に沿うしかない、ということかなぁ。


SFホラー映画と思いますが、極限状態で、地球に危険な異星生物を入れないために、もし自分がISSのクルーだったらどうする?と考えながらみるととても楽しめると思います。スプラッタではないので、それほど血はでませんよ。無重力ではあんな感じになるだろうな、とは思います。

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