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2017年6月の6件の記事

2017年6月17日 (土)

ジェーン・ドウの解剖を見てきました!

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『ジェーン・ドゥの解剖』を見てきました。個人的ランクB+!!いやもう、久しぶりにいいホラー映画を見ることができ、大満足です!公式サイトはこちら。B級ホラー映画ですが、おもしろい!


どんなものかなぁ〜という軽い気持ちと、つまらなかったら腹立つなーと思いながらでしたが、見事に裏切られました。映画は見るまでわからないですからね〜。特にホラー映画は、と私自身は思います。


医療者で解剖学を学んだ人間なら、うんうん、そうそうとうなずきながら見てしまうことでしょう。え?変?解剖学を思い出しますので、自然そうなると思うのですが?特に冒頭の、ある遺体の本当の死因を見つけるシーン。う〜む、法医学というのは本当に興味ある分野です。何かの作品で読みましたが、法医学というのは、『遺体の声なき声を聞く仕事』だと書かれていましたが、本当にそうだなぁと。


場所の設定もいいですね!遺体安置所!!👍🏼(何興奮してるんだ?といわれそう・・・。)当然、他の遺体もあるわけで。なるほど!と思ったのが、足に鈴をつける習慣があったということ。遺体の足に、です。昔は死の定義が今ほど厳格ではなかったし、医療も同じくそうだった。ですので、仮死状態を死亡と誤診していたことが多かったのでしょう。ですから、実際には死んでいないのに棺桶などに入れられた場合、動けば鈴が鳴るので『生きている!』とわかるわけです。まぁ、この作品ではこの鈴が・・・。あぁ、これ以上言えない!(察しはつくと思いますけど。何しろホラー映画ですから。😉)


中だるみなんて全くありませんでした。だからこの作品はおもしろいと。ホラーで中だるみなんてあったときには、面白さ半減以下ですから。そして、終盤でわかったのですが、実は伏線が冒頭から始まっていたんだ、と言うこと。これはやられました。物語の作りが、非常にうまいのです。この点も、この作品の優秀さだと思います。


ホラー映画でありながら、父親の息子への愛情まで描いているのは、すごいなぁと感じましたよ。ホラー映画ですので、突っ込みどころはありますよ、この作品でも。でもでもでも、それを差し引いてもこの映画はおもしろい!


名古屋ではもう終わってしまいましたが、まだ他の地域で上映しているのでしたら、よろしければ見に行かれてください。なかなかによいホラー映画ですから!ホラーだけに内容のネタバレになることは一切書けません。あと、この映画のホラーとしてよい点は、すべてをはっきり見せないということ!最近のホラー映画は、たとえば悪霊がその原因だとしたら、その悪霊の姿を見せすぎるのが欠点です。見せすぎは怖さがなくなります。はっきり見せても半減です。よくわからないからこそ、恐怖感が上昇するのですよ。その点、この作品はそうじゃない。だからいい!(いつになく熱く語っているような・・・。😵)


最近感じていることなのですが、女性客でホラー映画を見に来る人が増えたなぁと。ホラーと聞くだけで毛嫌いする女性が多い中、同じホラーファンとしてうれしい限りです。今回も、ほぼ半数が女性客でした。👍🏼

2017年6月16日 (金)

ゴールドー金塊の行方ーを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『ゴールドー金塊の行方ー』を見てきました。個人的ランクA-。公式サイトはこちら


もう、主役のマシュー・マコノヒーが素晴らしい!すごすぎる演技力!ただただ感服したしだいです。


人間というものが、欲でここまで狂うということを見事に表現している映画だと思います。特に、株の売買で金儲けをしている連中、そして他者を食い物にしてでも自分の資産を増やしたい金持ち共。もう、ただのクズです、こういう連中は。どんな手を使ってでも、他者の資産を自分のものにしようとします。こう書くと、必ず『貧乏人のひがみ』と言われるでしょうね。ですが、他人を食い物にしてでも自分だけが、という人間性を持ったまま死にたくないので、貧乏人でよかったと私は心底思ってますよ。そんな腐れた心のまま死にたくないです。


すでに金を十二分に持っている輩たちが、まるで屍肉にたかるウジ虫のようにワラワラと集まってきます。死ぬまで金の苦労はしないほどの金持ちが、です。人間の底なしの欲、背筋が凍るほど恐ろしいと感じます。


この映画でも言われます。『金持ち共は、それ(情報)が真実であろうがなかろうが全く関係ないんだ』と。だからこの映画で描かれているようなことが、実際に起こってしまったわけです。人間が欲に振り回されるシーンが連続します。見ていて思いましたね、人間、調子がいいときほど気をつけなくてはいけない、と。日本の格言、『勝って兜の緒を締めよ』というのは真理です。今の日本も同じですね。政治屋や官僚、大会社や電力会社などの金持ち共は、真実が頑と存在していても、それに対して目を向けることをせず、自分たちの都合のよいところしか見ません。いや、ほとんどの人間がそうですよ。自分の都合のよいことしか見ようとしないのは。ただ、その程度があまりにもひどいのが金持ち共だということです。そして本来、そういう輩共を追求すべきはずのマスコミの堕落ぶり。


終盤からのどんでん返し。これは映画館で味わってほしいです!「え?!ええええ?!」となること必至です。ネタバレになるのでこれ以上は何も書けません〜。


さて、この映画を見終わって考えてしまいました。だれが損をし、誰が得をしたのだろう?善悪という単純なものはこの映画には存在せず、まさに損得だけなのですが、その損得すらあやふやに感じるからです。ぜひ、映画館でこの映画を見て、誰が得をし、誰が損をしたのか。それを考えてみてほしいと思います。


この映画で唯一まともな人は誰か?それは、主人公ケニーの彼女であるケイだけです。彼女だけが唯一まともです。これは映画を見ればわかるかと。ですが、調子に乗っているときって、耳に痛いことをいう相手をないがしろにするのが人間です。


この映画、見終わってから意見交換をするのにうってつけだと思いました。お互いに感じたことを話し合うには素晴らしい映画だと思います。現在、イチオシの映画ですね。

2017年6月15日 (木)

LOGAN/ローガンを見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『LOGAN』を見てきました。個人的ランクC+。公式サイトはこちら


あまり個人的には、アメリカンコミックのファンではありません。ですが、このX-menシリーズは、社会的弱者について結構しっかり描かれていると感じるので見てしまいます。


ヒュー・ジャックマン、実に素晴らしい演技でした!年老いて、その再生能力も身体能力も落ち、ミュータントということをひた隠しにして生きている姿。いやはや、痛々しい・・・。超絶の回復力を持っていても、老化には勝てない、という現代医学や現代社会が抗老化に帆走していることに対するアンチテーゼでは?と私は捉えましたが、いかがでしょう?いくら美容整形しようが、あらゆるサプリメントを取ろうが、どうあがいたところで人間、老化という万人に必ず訪れるものから逃れることはできない、と言うことです。これって、現代医学の『死』を極端に恐れて、それから目を背けるための治療ばかりするというと同根だと思います。死を知るからこそ、よりよく生きることができるのです。死を知らないから、いい加減に、快楽を追求していくのです。


パトリック・スチュワート演ずるプロフェッサーX、世界最高のテレパシスト(と言えばいいのかしら?)も、認知症というある意味脳の老化には逆らえず、薬で抑えつけないと、認知症故に突然周りの人間に多大な影響を与える強い能力を意図せずに発してしまう。いくら強い能力を持っていても、老化という誰しも必ず迎える生物学的劣化には、いかんともしがたいということ。


ローラ役のダフネ・キーン。いや、たいした演技力でした。今後が楽しみですね〜。個人的には、彼女を見ていて留学時代の同じ空手クラブにいた女性を思い出してしまいました。どちらも犬顔で、眉間にしわを寄せる顔がとてもよく似ていて・・・。😅


家族愛、親子愛というものを知らないローガンが、どう変わっていくか。これがこの作品の肝でしょう。それをヒュー・ジャックマンはとてもよく表現していると思います。だからこそ、最後のシーンで泣けてしまいました。彼の台詞が泣かせます!『あぁ、こういう感情なのか』ということを告げながら旅立つシーンは、ボロボロ泣けてしまいましたわ〜。プロフェッサーXがローガンに、『家族というものがどう言うものか、経験しておくべきだ』というようなことを告げましたが、彼はまさにそれを最後に経験して旅立てた。それだけでも、彼の人生に悔いはなかったと言えるでしょう。


後この作品で、ローガンが言います。自分を傷つけた人間のことより、自分が他人を傷つけたことの方をずっと深く後悔している、と。これが『良心』でしょう。最近では、この『良心』が欠如した人間が山ほどいるなぁと感じて仕方がありません。


さすがR15指定だけに、血もたっぷりですし、結構残虐なシーンが多いので、見る人を選ぶとは思います。ですが、ヒュー・ジャックマン演ずるウルヴァリン最後の映画、見ておいて損はないのではないか?と思います。いろいろ考えさせられること請け合いです。

2017年6月14日 (水)

バイオハザード:ヴェンデッタを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『バイオハザード:ヴェンデッタ』を見てきました。個人的ランクC-。公式サイトはこちら


何も考えずに見る分にはおもしろいかと。個人的には、レベッカが美人で目の保養になりましたわ〜。しかし、あの若さで教授?いや、確かにアメリカ社会ならあり得ると言えますけど・・・。


レオンのやさぐれっぷりが笑えます。彼はそんなに繊細だったか?と思えました。確かに、彼の悩み顔はSっ気をそそられますけどね〜。あはは〜。そういう意味では、クリスの方が単純思考なだけにタフかも。


おもしろい映画ですが、ゲーム内なら普通に流せてしまったかもしれませんが、映画としてみると、どうしても違和感を感じるシーンが多いですね。前作の方が違和感の感じ方が少なかったかな、と思いました。


このエンディング、次回作を映画として作るのか、それともゲームの方で使うのか?!と気になりましたね〜。


アクション映画としてみれば、十分に及第点だと思います。ガンアクション、かなりいい線を行っていると思います。


この映画、ある点で素晴らしいです。だれが本当に悪いのか?と言うことです。死の商人が悪いの?それとも、その死の商人の結婚式に、無関係の人間もろとも爆殺しようとした『ある国』が悪いのか?負の連鎖は断ち切るのが難しいというの同時に、その連鎖を断ち切るために武力を使っては意味がない、と言うことだと。現実社会でも、この映画を全く同じことが日々起こっているなぁと感じます。


驚いたのが、観客のほぼ半数が女性客!バイオハザードのファンが多いのか、それともレオンやクリスのファン?

2017年6月13日 (火)

ちょっと今から仕事やめてくるを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『ちょっと今から仕事やめてくる』を見来てました。個人的ランクA-。公式サイトはこちら


いや、いい映画でした!ブラック企業、もうね、ひどいです。現実はもっとひどいんでしょう。権力という肩書きを持っているバカが上役だったり社長だったりすると、本当に殺されますわ。殺されてもいいという人だけ、そのままそのブラック企業に勤めていればいいと思います。個人的には、この映画の上司に対して、心の底から怒りと憎しみがわきました。役を演じた吉田鋼太郎さん、素晴らしい演技でした!!観客に心底怒りと憎しみをわかせるほどの演技力だったのですから。私なら、主人公のような態度はとれないですね。間違いなくこの上司を動けなくなるまで殴りつけてます。ここまで人間としての尊厳というか、人間性を否定されて、それでも『生活のために』という題目のために自分を殺すことは、今の私にはできないからです。昔の私はしていましたよ。その結果、心と体調を壊すことになりましたけど。だからこそ、今の私はもう二度と、自分の心と体、特に心を壊すことはしたくないし、できないです。『生きる』という意味、金を稼ぐことと言うことと同意ではありません。そのことを多くの人に考え直してもらいたいです。


ヤマモトを演じた福士蒼汰さん、これまた演技がうまい!これはぜひ、映画館で見てほしいです。


主人公の両親も素晴らしい!『生きているだけでいい』。まさにその通りなんですよ!父親も、息子から職を失ったことなどをなじられても、じっと我慢したこと。自分の経験と重なって涙が止まりませんでした。いえ、私がなじったのではないですよ。私はなじられた方です。私も我慢しましたが、あのときの経験は、口では簡単に表現できないほど辛いものでした。


この映画で言われます。『空の青さを見たか?』。人は、辛いときが続くと上を見ません。空を見ません。地面ばかりを見るようになります。経験がある方は、このことをすごく理解できるはずです。理解できない人、あなたは「たまたま」運がいいだけです。次の瞬間には、そんなあなたが地面を見る立場になると言うこと。決して忘れずに。


この映画、終わりの方になればなるほど泣かせてくれます。私ももう、号泣で涙が止まりませんでした。『有り難う』。ヤマモトからの言葉には特に!彼は、主人公を助けることで、彼自身が救われていたのです。このことがわかる人は、自分自身がとてつもなく辛い目に遭っているという経験がなければ、多分理解できないでしょう。私もヤマモトと同じ立場で、主人公を救えたときに全く同じ言葉を口にします。人は、他者を助けるという行為によって自分自身が救われるのです。そういう意味では、私は自分を救いたくてこの仕事をして居るとも言えます。


ある人が言われてます。人生、生きているだけで80点と。私なら100点をつけます。その上で他人を助けるなら、120点かそれ以上です!人間、生きているだけで100点満点だと、私は強く言います。


自分の心を殺して、生活のためという題目で生きているというのは、生きているとは言いません。それは死んでいるというのです!生きているというのは、心が生きている状態を言います。終盤、主人公が見せる笑顔、これが『生きている』と言うことです。


私も医療者として、体の不調だけでなく、患者さんの心の状態まで見ているつもりです。正直、体の不調より心の状態の改善の方が大切です。西洋医師は、その点をかなり軽視していますね。まぁ、テストの点数の取り方はわかっていても、人の心の機微を感じることのできないバカが医師になっているのが現代です。医師育成システム自体が間違っているとしか思えないので、仕方ないかもしれませんが、その迷惑を被る患者側としてはたまったものじゃありません。


この映画、仕事について、生きていると言うことについて考えさせてくれる、実にいい映画です!ぜひ多くの人に見てもらいたいです!

2017年6月12日 (月)

メッセージを見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『メッセージ』を見てきました。個人的ランクB+。公式サイトはこちら


うん、いいSF映画です。ですが、本当にSFと言い切っていいものかどうか?と。というのは、この映画、SF映画と割り切れないからです。


主人公の女性の心の成長というか、過去からの脱却というか、1人の女性の成長を描いていると感じるからです。


ヘプタポット(この作品に登場する宇宙人のことです。私たち地球人も宇宙人ですよ)との意思疎通の場面は、心の底からわくわくしました。私自身、英語が全くできないのに留学した時を思い出してしまい、コミュニケーションについて再度考えさせられました。ノンバーバルコミュニケーション、つまりジェスチャーが実際のコミュニケーションの7割近くを占めているということを、この映画は再度教えてくれました。


少しネタバレになってしまいますが、この作品で描かれている『時間』について。時間というのは、リニア(一直線)に、一方的にしか流れないと信じきっているのが現代人ですね。実際には、時間というのは『観念的なもの』であるということに気がついていない人が多いです。何を言っているんだ?ですか?一つ身近な例を挙げましょうか。何かに集中しているとき、時間の流れをどう感じています?体感では1時間以上集中していたと思うのに、実際は15分程度のわずかな時間しか、実時間では過ぎていなかったという経験はありませんか?逆の場合もあります。体感でわずかな時間しか過ぎていないと思っていながら、実際はかなりの長時間を経過していたと。(私なんて、ゲームに熱中していて、ふと気がつくと深夜?!あれ?!!ということがよくあります。)別の例を挙げれば、事故に遭ったときとかに、すべてのことがスローモーションのように見えた・感じたと言うこと。私の同期の友人、交通事故で飛ばされたときに、宙を舞いながら自分の今までの人生で経験したことと、飛んでいる自分が見ている風景までコマ撮りで同時に見たと後で聞かせてくれました。私自身は、座禅を組んでいるとき、2時間半座禅を組んでいたはずなのに、体感では15分程度しか感じなかった経験があります。このときは、一度として僧侶から例の木で叩かれることがなかったので、寝ていたわけではないのです。寝れば即座に叩かれますから!この経験は未だに覚えています。忘れようにも忘れられないのです。


時間というのは一方通行的に、一直線に流れるものじゃないのです。ですから、この作品で描かれる、ヘプタポットの言語を理解すること(時間というものの視点を変えること)で、時間というのは一直線に流れるものではなく、未来予測を簡単にできるようになるということ、とても真実をついていると思えて仕方がないのです。あぁ、そうそう、もう一つ。他言語を学ぶというのは、その他言語の文化も学ぶと言うことと同意です。言葉は文化ですから。


『インターステラー』ほどすごいSF映画ではありませんが、この作品も実に素晴らしいです。人によって見方がかなり違うでしょうね。単純につまらんと言う人も居るでしょう。いろいろ考えさせられて、余韻に包まれる人も居るでしょう。こういう映画はそれでいいんだと思います。ま、私個人は、単純な見方しかできない人とこの映画について語り合いたくないですけど。


海外サイトによると、この原作の方がもっと素晴らしいと評価されています。これは一度、この原作を読んでみないといけませんね。

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