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2017年5月 4日 (木)

バーニング・オーシャンを見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『バーニング・オーシャン』を見てきました。個人的ランクA-。公式サイトはこちら


なぜこんなに高評価なのか?それはひとえに、福島原発事故および、それ以後、現在の日本政府と電力会社のしている原発推進が見事に重ね合わさるからです!人間て、本当に他山の石として学ばないのだなぁと。


この映画も実話です。公式サイトでは、世界最大級の人災とうたっていますが、私に言わせれば違います。世界最大級の人災は、福島原発事故です!!福島原発事故、津波の予想到達高度もでていましたし、福島原発の弱点もすでに指摘されていました。ですが、東電はそれらをことごとく無視しまくった結果が、福島原発事故なのですよ。


この映画もほぼ同じ経過をたどります。オイル会社の人間の、

  • 詭弁を(まさに詭弁!ありもしないような理論を、それが理由だと言い張ります)
  • それをあたかも真実かのように見せかけ(この話術がすごい)
  • 現場の経験を積んだ人たちの意見を『雇い主だから』という権力で無理矢理抑えつけ
  • 金のためだけに(人命も自然もどうでもいい。とにかく一番大切なのは『金』)

強行した結果起こった人災です。


見ていて非常に腹が立ちましたよ!役者の配役がこれまたいいんですわ、これが!詭弁を弄して丸め込むのが、ジョン・マルコビッチ!彼の演技力がすばらしい!本当に、心底憎らしく思えますから。


現場の乗員の命を預かる総責任者である、ジミー演じるカート・ラッセル。いい味出しています。そして、リーダー足るもの、こうでなければいけません。なにしろ、詭弁を弄して採油を強行し、結果事故を起こし、彼の部下の命を危険にさらし、11名もの部下を殺したマルコビッチ演ずるヴィドリンを彼は助けるのですよ!船長として、総責任者として、部外者の命は守る、と言うリーダーとしての責務を全うします。男として惚れますね。そして思ったのですが、私がジミーなら、果たしてヴィドリンを助けるだろうか?と。私は医療者です。命を何より大切にします。ですが、詭弁を弄してとんでもない人災を起こした原因である、このヴィドリンを助けるだろうか?と。う〜ん、今のところ、助けないどころか、火の海に突き落とす方に60%です。日本人に特有の、『死んで責任をとれ!』をこの手でやらかしそうです。


本当なら、すぐにでもパイプラインを切断していたら、さらなる犠牲は防げただろうと思います。ですが、それをしようとした操舵手を止めます。彼女の上司が、自分たちにその権限はないから、と言う実にくだらない理由で!切断が遅れたため、被害は拡大、より多くの命も失われました。見ていて悔しいと同時に、私なら上司の命令を無視してパイプを切断しますね。そうするのが最善だと自分が思ったのなら、それを行います。もしかしたら、逆の結果になるかもしれません。当然、職を失うでしょう。ですが、そのとき、自分の持てるだけの知識と経験から、パイプを切断しなければさらなる危険が起こると予測できたのなら、迷わずそれを行います。さて、あなたならどうしますか?その知識があり、それができる場所に居るとしたら。さて、あなたはどう動く?すぐ切断すれば、これ以上の被害を防げるかもしれない。人命を失わなくて済むかもしれない。でも、自分の職はなくす可能性が高い。これは、見た人一人一人に問われていると私は思います。


巨大企業は、金のためなら本当に何でもします。詭弁、倫理の歪曲、圧力などなど。今の原発政策も全く同じです。3・11で原発の危険性がこのあほの日本国民もわかったはずなのですが、どうもそれを理解しなかったのは、原子力ムラ、電力会社、そして官僚と政治屋どものようです。未だに福島原発の収束なんてありません。にもかかわらず、アホの国民も糞政府の発表に流されて、あの事故はなかったかのように消されようとしています。

  • 東京に数多くのホットスポットが残っていること。
  • 子供たちが深刻な内部汚染にかかっていること。
  • 汚染水をどうするか?
  • 汚染土をどうするか?
  • なにより、未だにプールの底にたまっている、メルトダウンした核物質をどう処理したらいいのか、今の科学ではその理論はあっても机上の理論であり、なんら確立した技術は存在しないという事実。

このことを大馬鹿の日本国民は理解していないだろうと強く言いたい。


金のためなら事実をねじ曲げてでも、強行すればいいというのは、この映画で如実に描かれ、そして今の日本で、九電や関電が原発再稼働のために金と机上の空論や詭弁を弄してしゃかりきになっていること。この映画の通りに結果が待っていると思わずには居られません。この映画では、洋上プラットフォームで済んでいますが、日本国内で、九州や石川県などで再度原発事故が起こった場合、もう日本には住む場所も、食べられる農作物を作る農耕地も、飲める飲料水を得ることも、ほぼ不可能になるのですよ。このことを理解していますか?原発推進派の大馬鹿共、自分たちは離れているから大丈夫と思っているなら、それは大間違い。おまえ達の食料や水はどこから供給されている?それをちょっと考えればわかるはず。それとも、日本を捨てて、その有り余る金で国外逃亡するかね?自分たちのしたことの責任も取らず、多くの罪なき人たちを死に追いやり、土地を、空気を、水を、海を汚染しておきながら、自分たちだけ生き延びられればそれでいいと?はっはっは、そんな風に考えているとしたら、決して逃げられないことを今のうちからよくよく覚えておくといいです。


11名です。11名もの人命が失われます。それも、金のことしか考えていなかった巨大企業のごく少数の人間によって。こんな理不尽、許されますか??エンドテロップに出てきますが、ヴィドリンをはじめとする会社の奴ら、故殺で訴えられますが、逃げます。オイル会社という金の力で逃げたのでしょう。ですが、こやつら、良心から逃げることはできませんし、不変の霊的な裁きからも逃れることはできません。生きている間に、もしくは死んだ後にその責任を取らなくてはいけません。これが『因果応報』というものです。そして、人間はこの因果応報から逃れることはできません。何人であれ、どの宗教を信仰していても、そんなことは全く関係のない神のルールとして適応されます。だからこそ、だからこそ、生きている間に他者のために尽くすことが大切なのですよ!自分のこと、金のことにのみ執着するのではなく、困っている隣人、他者のために尽くすことが大切なのです。まぁ、キリスト教もこのことをしっかり述べているのですが、都合よく解釈し、偏向して捉えているのが今の教会です。


個人的には、この映画を各電力会社の役員共、糞政治屋、糞官僚共、最低1000回見ろと言いたいです。己が欲望のために倫理も論理もねじ曲げた結果、多くの人を死に追いやり、自然を破壊し、結局何も手に入れることはできないと言うことを理解するために。そして、同時に腐りきっている現日本政府の発表を鵜呑みにしている総バカの日本人も、この映画を見て、自分の頭でものを考えることを思い出した方がいい。


私個人としては、この映画は近々起こりかねない、日本で2度目、世界では3度目の原発事故を予言していると思えて仕方がないのです。そして、再度書きますが、次の原発事故が起こるとしたら九州です。起こったとき、この日本に住めるところはまずなくなります。そうなったとき、糞政治屋や糞官僚共はなんというでしょう?九電はなんと言って責任逃れをするでしょうか?再稼働にOKを出した知事や裁判所はなんと言って言い逃れをするでしょうか?とっても見たいのですが、残念、そのときにはこの日本は存在しないかもしれません。

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