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2017年3月 3日 (金)

彼らが本気で編むときは、を見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『彼らが本気で編むときは、』を見てきました。個人的ランクA。公式ホームページはこちら。素晴らしい作品です!ぜひ多くの人に見てもらいたいと切に願います!この作品は手元に置いておきたいですね。


性的マイノリティー、日本では未だに変態扱いですね〜。LGBT、日本でなぜこれほど認められないのか、いつも海外のことをすぐ真似しようとする日本のくせに。しかも、よい部分を真似するよりも悪い方を真似する傾向が強いのですが、LGBTについては、この悪い方の真似が強く出てますね。私個人は、いかなる性的嗜好を持とうが、他人に迷惑をかけなければ何らかまわない考えです。私自身、1990年代、当時アメリカでホモセクシャルからの電話に丁寧に応対したため仲間と思われて、ほぼ1ヶ月にわたり連日深夜の電話攻撃にあって大変辟易しました。これはノーマルの私に対して大変な迷惑をかけたので、アウトです。(この迷惑行為のおかげでその後何年間は本当にホモセクシャルが嫌いでした。電話線を抜けばいい?それをしたら日本で何かあっても緊急連絡がつながらないじゃないですか。時差があるので。)まぁ、当時のアメリカでは、性的マイノリティーに対して社会の理解は今の日本とほぼ同じく理解がなかったです。ですがあれからすでに20年以上たち、諸外国では同性婚も認めるところも出ています。日本ではどうですか?諸外国の20年以上後ろをよちよちと歩いているんです。そのくせ金だけはばらまいて自分たちは先進国の一員だと。はっ、片腹痛いです。


映画の中で、男の先輩を好きになってしまった少年の母親。この人のとる行動が、日本で一般的にとられる態度でしょう。見ていて非常に腹が立ちました。トランスジェンダーのリンコ本人から、なんらかの直接的迷惑も何も受けていないのに、一方的に毛嫌いし変人扱いして。まるでリンコの様な人はこの世に存在してはいけないかのように。自分の子供にだけ「あの人変な人だから近づいちゃだめ」とかいうだけならまだしも(それでも間違ってますが)、ほかの母親たちにもリンコのことを話したようで。このシーンはありませんが、トモが教室でいじめに遭うので想像がつきます。トモは誰と一緒に住んでいるか話していないのですし、子供は『親から聞いて』それをほかの子供に話します。


さらに、ある日突然児童保護員が訪れます。実の母親のくせに、男と出て行ってしまったため(しかも初めてではない!)、トモを保護しているのが叔父のマキオとその恋人リンコなのです。二人ともトモに惜しみなく愛を注いでいるのが画面を通してすごくわかります。その家庭に児童相談所の職員が来るわけないのです。だれかが、虐待を受けている・している等々の通報をしない限り。誰でしょうね、通報をしたのは?当然のこととして、トモが虐待を受けていないかどうかの確認をする児童相談所の職員たち。(彼らも職務を全うしているだけですので。)トモが実の母親といるよりも、リンコとマキオの元で幸せになってきているのを見ているこちらは、非常に腹立たしかったです。トモに対して虐待をしているのは、ネグレクトをしている実の母親であって、トランスジェンダーのリンコじゃないのです!


リンコは本当に女性です。たとえ元男であっても、遺伝子的には男であっても、その心は完全に女なのです。トモの実の母親よりも母性が強いです。なぜ、ほかの人たちはその人の中身を見ずに外見だけで判断するのか。それが当たる場合もありますが、多くは外れます。外見美人だけど中身腐っている人なんて、掃いて捨てるほどいますわ。そうでしょ?


この映画を見ていて、再度思ったことがあります。人は、やはりつらい目に遭うという経験をしなくては、その人の魂が成長しないのだ、ということです。現代人は辛いことを避けようとします。そんな経験をしたくない、と。違います。その辛い経験をすることで、他者の苦しみ、痛みがわかるようになるのです。まぁ、中にはそういう経験をしても何らそこから学ばず、逆に他者に同じ苦しみを与えてやるとしてしまう、どうしようもなく未熟で腐った輩も多数存在します。映画『奇跡のリンゴ』でも、主役の木村さんは大変な貧乏と周りからの不理解で辛い経験を何年もします。ですが、それでも耐えたから、世界初の、農薬を使わずにリンゴを栽培したという奇跡をもたらしたのです。木村さんのお子さんたちも、貧乏を経験しているからこそ、『分かち合う』ということを自然と学んでいました。逆境は大切なことを教えてくれます。この映画でも、リンコはトモに教えます。辛いことがあったら編み物をするの。一目一目編んでいると、そのうちスーッとその辛いことが消えるの、と。素晴らしいストレス・マネジメントです!他人に何の迷惑もかけず、自分の中でストレスを昇華させる。今の現代人がなかなかできていないことです。


リンコが編んでいるものがなんなのか、ぜひ映画館で確認されてください。とても深い意味があります。そしてそれをお炊きあげで供養と同時に自分の中でのけじめとする。実に美しいです。


笑えるシーンも多々ありますが、やっぱり泣けます。後半はボロボロ泣けてしまいました。思わず嗚咽が出そうになるシーンもあり、声を抑えるのが辛かったです。この三人は、本当の家族になっていたのですから。血のつながりじゃない、そんなものよりもっと大切な、愛でつながっているのが家族です。この3人は間違いなく、強い愛でつながった家族になっていたのです。


マキオがリンコを好きになったのは、彼女の心の美しさを知ってしまったからです。彼が言いますが、心の美しい人に惚れてしまったら、後はどうでもよくなる、と。本当にそうだと思います。逆に、心という内面を見ずに、外見(見た目や肩書き、収入)に引き寄せられた場合、長続きしないでしょう。なぜ?それは本当の愛じゃないからです。こう書いても、くさいこと書きやがってと馬鹿にする輩が多いでしょうね。まぁ、真実を知りたくない、学びたくないという人たちはそのままでどうぞ。私は自分の辛い経験からも、内面をしっかり確認しなくてはいけないと心底学んでいます。もうね、二度とあんな失敗を経験したくないですから。


リンコを演じた生田さん、すごい演技でした!よく、よくこんな難しい役をこなされたと心底思います。彼のリンコを見るためだけに、この映画はその価値を持っているといえます。すばらしい!もうね、女性にしか見えませんから。私自身も、リンコのような女性に出会ったら、即座に恋に落ちてしまいそうです。あんな心のきれいな人、そうそういませんよ?


是非、是非多くの人にこの映画を見て、LGBTについての偏見をなくしてほしいです。LGBTの人たちへの偏見を、差別をやめてほしいです。差別をするなら、ヘイトスピーチをする人種差別主義者のくそどもや、国民を搾取しているこの国の政府などに向けてほしいです。日本人はどうにもこうにも、自分の頭でものを考えることを放棄している人種ですね。政府に肩入れしたマスコミの流す、一方的な見方しかしていない情報を頭から信じる。正直、馬鹿ばっかか?と思いますよ。

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