2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お薦めの本

無料ブログはココログ

« 彼らが本気で編むときは、を見てきました。 | トップページ | 調査が続けられていたようで、良かったと思います »

2017年3月 4日 (土)

素晴らしきかな、人生を見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『素晴らしきかな、人生』を見てきました。個人的ランクB+。公式ホームページはこちら


うん、なかなかにいい作品でした。霊的な教えも含んでいます。


時間は一直線に進むものではない、とかね。愛は喪失の痛みの中にも存在する、とか。死は決して苦しいものではなく、解放でもある、とか。霊的な勉強をしている人なら、うなずく言葉が多いはずです。


公式ホームページにもあるように、3人の舞台俳優はいったい何者だったのか?これは是非映画館で見て、自分で答えを出してほしいです。私の答え?書いたら意味がないです。自分で考え、自分の感性で答えを出さなくてはなりません。


舞台俳優の一人に、キーラ・ナイトレイが!全く事前に知らなかったから驚きました。ファンとしてわくわくしましたよ。


主人公のハワードを元気づけようとする友人たちも素晴らしい。たとえその裏に、クライアントをなくして金に困っているため、ハワードの持っている自社株がほしいという理由があっても。結果的には、彼らがハワードを助けるために雇った舞台俳優たちによって、彼ら自身も助けられるのです!他者を助けるものは、自らを助ける。まさに格言通りです。さて、ハワードを助けようと3人を雇った友人たち、彼らはいったいどういう悩みと苦しみを各が持っているのか。そして、その苦しみがどのようにして解決されていくのか。是非劇場で確認してください。これもまた美しいです。


ハワードが苦しんで苦しんで、その苦しみの中で自暴自棄になりかかりながらも、それでも簡単に死を選べず日々生きている。これが人間です。だから人間です。辛いから、苦しいからと簡単に死を選ぶのは大間違いなのです。


わが子を亡くす。こんなに辛いことは親としてないでしょう。ほかに比べようがないほどの苦しみをもたらすと思います。ですので、私も一人の親として、娘が死んだらと想像してしまい、もう涙が止まりませんでした。この作品もボロボロ泣けてしまいました。見終わった後、鼻水が垂れてきて困りましたわ〜。


グリーフ・ケア。悲しみのケア。海外では同じ苦しみを持つもの同士が集い、その苦しみを話して他者と共有することで、その苦しみを和らげる活動が盛んです。日本ではなかなか根付かないですね、これ。一部ホスピスでは行われていることを知っていますが。日本人はどうにもこうにも、辛いこと、苦しいことを自分のうちに押し込めようとします。その結果が肉体と精神にどれほどの破壊的作用をもたらすか、ほとんど知らないからでしょう。私は辛いことや苦しいこと、今まで自分が経験したことを結構患者さんたちに話しています。医療者なら辛いことなんてなく、いつも順風満帆でしょうと思っている人がとても多いからです。とんでもない!同じ1人の人間です。苦しみを経験しないわけないじゃないですか。まして医療者です。人の死を見ることもあるわけですし、自分の持っている技術ではいかんともしがたく、どんどん弱っていく患者さんを看ることも。何の役にも立てないという無力感が、どれほどのものか!さすがの私でも、患者さんたちに辛さのすべてをぶつけることはできません。でもその一部を話すことで私自身も楽になれるし、患者さんの方も私が同じ苦しみにあえぐ1人の人間だと理解できます。泣くのもいいのです。ですが、個人的には、辛いことは笑いにした方がもっとよいと思います。これもストレス・マネジメントです。


あぁ、もっとこの映画の人間関係について書きたい部分がありますが、書いてしまうとネタバレになってしまうので書けません。これもまた辛いところです。


原題がいいですね。”Collateral Beauty" 私なら「もう一つの美しさ」とか、「寄り添う美しさ」と訳すかな?

« 彼らが本気で編むときは、を見てきました。 | トップページ | 調査が続けられていたようで、良かったと思います »

映画・テレビ」カテゴリの記事