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2017年2月11日 (土)

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場を見てきました。

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』を見てきました。個人的ランクA-。公式ホームページはこちら


もうずっと手に汗を握ってしまう、恐ろしいほどサスペンスな映画です。一瞬たりとも気が抜けないので、見終わった後にどっと疲れが出ました〜。全身緊張しっぱなしだったのです。


倫理的に、そして道徳的にどう考えるか?ですね。あなたがこの主人公の大佐ならどう判断し、どう決断を下す?殺傷範囲にいる少女の立場なら?この少女の親の立場ならどう思います?


アフリカで暗殺対象となっている人間が3人も同じ場所にいる。そしてさらにイギリス国民とアメリカ国民がテロリストに仲間入りし、自爆テロの準備をしている。今この時を逃せば、民衆の中で自爆テロを起こし、多くの罪のない民間人が犠牲になるかもしれない。暗殺対象者3人を一度に排除できるこの絶好のチャンス。なにより、この暗殺対象者をここで逃せば、今後も自爆テロを次々に起こされてしまいかねない。イギリス人女性テロリストの確保?そんな悠長なことをいっている場合ではない。今ここで手を打たなければ、次はもうないかもしれない。で・す・が、ヘル・ファイアミサイルの殺傷範囲に少女がいる。殺傷確率はどんなに低く見積もっても45〜65%。どれだけ計算しなおしても50%を切ることがない。官僚は50%を切るなら殺傷許可を出すという。さて、どうする?この作品では薄ら寒くなることをしますよ。あぁ、でも日本の警察も平気で犯行をでっち上げることをしますし、あまり軍人のことも悪く言えないですわ。国民を守るはずの警察がその国民を陥れる事を実行する。この国って一体どうなっているの?と思いますわ。


改めて狂信者という輩ほど恐ろしいものはいないな、と。ストーカーも狂信者と私は考えますけどね。なぜ?相手も自分のことを好いているに違いないという『強すぎる思い込みで行動する』からですよ。これを狂信者と呼ばずしてなんと呼びますか?原理主義者達、もうそこに寛容という心の余裕というか、考えが全くありません。原理主義が全て。それ以外は全て間違っているから壊してしまえ。ある意味、トランプもこれですね〜。いや、アメリカという国家自体、ずっと原理主義だったと思います。本来はイギリスからの自由を求めた結果の国だったはず。その自由を求めたはずの国が、時間が経ってみればイギリスよりも原理主義に陥っている。


ドローンからヘル・ファイアを発射して良いものかどうかを操縦しているアメリカ人兵士は凄く悩みます。当然ですわ。自分の指で押したことによって、もしかしたら一人の無垢な少女が死んでしまうかもしれないのですから。葛藤して当然です。以前見た映画、『ドローン・オブ・ウォー』について感想を書いていますが、この時の兵士(主人公)はPTSDになってしまいます。今作でも、ドローン操縦士二人ともPTSDになっていないだろうか?ととても心配してしまいました。この『ドローン・オブ・ウォー』もレンタルで見られるので、ぜひご覧になってください。


アメリカという国の恐ろしさというか無慈悲さを改めて描かれているのですが、イギリスは、テロリストになっているけども自国民だから殺さずに確保(逮捕して裁判にかけたい)したい、と。これでかなり葛藤するのですが、アメリカは違います。テロリストになった時点でもはやアメリカ人ではないので排除(暗殺)して当然、と言いきります。市民権を持っている自国民であっても、テロリストに仲間入りしたなら即座に殺す。また、殺傷範囲内に無関係の少女がいても、一人の犠牲で多くの人々(この場合のアメリカの本音は、アメリカ人のみですわ)が救えるのならやってしまえ、と言うことも言いきります。その一人の犠牲に自分自身が、自分の家族が入っていたとしたら、同じ事が言えるのだろうか?と問いたいです。ドライというか冷酷というか。国家の都合で国民すらなんとも思わないのがアメリカという国なのだと再認識しました。まぁ、何処の国家も大なり小なりそうなのでしょうけども、アメリカも日本も民主主義という前提からほど遠いところに来ていないか?と思えて仕方がありません。


ドローン、軍事用はおっそろしいなぁと。ハミングバードに模したもの、甲虫に模したものまで。これを「映画だからフィクションでは」と思っているようではいけないよ、と。実際はもっと小さな虫に模したドローンも使われていると思います。静止軌道衛星からのカメラで、地上の車のナンバープレートを読み取れたのはもう何年前の話です?軍事部門の研究開発が最優先、そこから国と軍が許可した技術だけ民間に流れてきます。ですので、私はこの映画に出てくるドローンはもう古いと思っているのです。現実には、ハエの大きさ程度のドローンが使われていると思ってますけど。甲虫レベルでは大きすぎると思います。ハミングバードタイプでは、飛び方が明らかに実際の鳥とは違うので、すぐ敵にバレると思いますけど。


この映画では顔認証しか出てきませんが、現実では歩行認証も確実に使われているはずです。歩き方で個人を特定するという技術です。先日記事で、影でも認証できる技術がほぼ確立したというのを読んで驚きました。記事に出て発表されたと言うことは、軍事レベルではすでに使われていると言うことです。監視カメラのない国や都市はありますが、ドローンを使われたら監視カメラの有無なんて全く意味をなさないですね。もう、ジャングル奥深くに隠れるぐらいしかないかも?あ、この映画では耳の形でも認証するシーンが出てきます。耳紋も個人個人で全部違うので使えます。


サスペンス映画が好きなら、そうでなくても映画を見ている間全く気が抜けずハラハラを経験したい方、この映画は必見です!そしてイギリス軍人と政府はどういう決断を下したのか?をその目で確認してください。ネタバレになるのでこれ以上は言えないです・・・。(少女のこととか。)本当は書きたいですが、それを書くとどうしてもネタバレになってしまいます〜。

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