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2017年2月 6日 (月)

太陽の下でー真実の北朝鮮ーを見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


『太陽の下でー真実の北朝鮮ー』を見てきました。個人的ランクC-。公式ホームページはこちら。


よくもまぁ、うまく隠し撮りができ、そしてフィルムを国外に持ち出すことができたなと。この監督や撮影者に心からの拍手を。


もとより北朝鮮の放送する番組は『やらせ』感が満々の映像でしたが、ロシアからきた監督がドキュメンタリーを撮りたいと言っても、結局は北朝鮮の『やらせ』映像だけを撮らされるという事実。腐りきった国だと思っていましたが、ひどいものです。


主人公の8歳のジンミ、北朝鮮側のOKがでるまで何度でもやり直しをさせられます。見ていて可哀想でなりません。わずか8歳の子に、そこまでさせる必要があるのか?そしてその姿は明らかに8歳の少女の自然な姿ではないのです。無理矢理させられているのがすぐ分かりますよ。だって、ジンミ、笑っていませんもの。映像の中でも無理矢理踊りの練習をさせられて、泣きます。泣きながら練習をさせられているのです。教える女性も鬼ですわ。まぁ、すぐ目の前に政府の犬がいる以上、優しい言葉もかけようものなら自分がどうなるか分からないからかもしれません。


ジンミの父親は記者なのに、織物工場の上司役に。母親は食道のウェイトレスなのに、豆乳工場で働く職員に。真実からほど遠いことを『演出』させることに終始します。その台詞までいちいち。見ていて、ここまで自由のない国ってそうそうないぞ?と思えます。今の日本も安倍政権のせいでどんどんきな臭い方向に向かって邁進していますが、まだ北朝鮮ほどの不自由はありません。ありませんが、マスコミも安倍政権の顔色をうかがっているという、そういう意味では北朝鮮の放送とそう変わりがないところまで成り下がっています。このまま安倍政権の好きにさせていると、遠くない将来、北朝鮮と同じような不自由な国になるのではないか?と大変危惧してます。


この映画を見ていてふと思いましたね。安倍は本当にこの映画に描かれているような、将軍様と呼ばれるような絶対権力者になりたくて仕方がないのだな、と。自分のわがままが全て通るような立場でいたくて仕方がないのだな、と。理由?奴は北朝鮮と同じく、国民のことなんて何にも考えていないからですよ。


終盤、ジンミはもう嫌で嫌でたまらないのがその表情から明確に分かります。泣けて仕方がない彼女に対して、「泣かすな!」と北朝鮮の演出家(?)からの叱責が飛びます。8歳の子供に対して、よくそんな事を強制できるな。ホームページに書かれていますが、『ジンミ、本当に幸せ?』という言葉が胸に突き刺さります。


いわゆる将軍様の巨大銅像(こんな糞みたいなものを作らせると言うこと自体、エゴの塊であり、劣等感の塊である事の証明です)の足下に大量の花束を民衆が供えますが、撮影が終わったらその花を大きなカーゴに無造作に突っ込んでいきます。まるでゴミのように。すべてあらゆる事がやらせである故、実際の民衆は将軍様とよばれている独裁者に対して、実は何の共感も糞も持っていないと言うことではないか?と。むしろ、憎しみしかないのではないか?


終盤、動かない路面バス(路面電車のように電気をパンタグラフから得て動くようです)を民衆が皆で押しているシーンが出ます。それほど電気というインフラも安定していないという証拠なのでは?テポドンのような下らんおもちゃを作って飛ばして、幼稚園児並みの威勢を貼っているぐらいなら、まずインフラをきちんと整え、国民のためにするのが本当の施政者のはずです。武力というおもちゃに熱中する幼稚さ、大人とは到底呼べないものです。これは今の安倍もそうですし、トランプも全く同じです。武力はなんら意味をなさないということに気がついたオバマ元大統領ぐらいでしょう。まともな神経の持ち主だったのは。


隠し撮りのドキュメンタリー故、バックグラウンドミュージックなどはありません。ですので、基本『静か』です。そのためでしょうか、劇場でも寝てしまう人が続出でしたね。いたるところから寝息が聞こえましたから。


北朝鮮という国の真実を垣間見ることができます。何処まで腐っているのか?ということも。仕事帰りなどで見に行くと、上記の通り静かなので寝てしまいかねないのが玉に瑕です。万人にお勧めできる映画ではないでしょうが、それでもドキュメンタリーとしてはよく撮影された!と感服できる映画です。

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