2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

お薦めの本

無料ブログはココログ

« チャイルド44を見てきました | トップページ | え?もう珊瑚損傷していたと思うのですが »

2015年8月21日 (金)

しあわせへのまわり道を見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。


しあわせへのまわり道を試写会で見てきました。公式サイトはこちら。個人的ランクはC-。


仕事に熱中するあまり、旦那の存在を無視し続けた結果を実に見事に描き出しています。日本では逆のパターンがほとんどでしょうが、この映画を見て日本の奥様方は反省することは多分無く、逆に映画の旦那のように自分から三行半を突きつけてやるわ!という気持ちでいるのがほとんどじゃないでしょうか?私個人としては、日本の奥様方こそこの映画を見て、自分の普段の旦那に対する態度や対応を見直して反省してもらいたいと思うのですけど。これって、私が男だからでしょうか?


明日も今日と同じ日が続くと思っていると、トンデモないしっぺ返しがくるということです。今日と同じ明日が必ずくるなんて、幻想なんです。でもほとんどの人は、その事に気がついていません。


劇中、熟年女性の赤裸々な性話に吹き出してしまいました。も、面白すぎて!ですが、この試写会会場は狭く、客の9割以上が中年以上の女性ばかり・・・。男は私を含めて5名居なかったのではないか?という状態でした。で、そんな中でこの赤裸々な台詞が面白すぎて!ちょっと書き出すと、
「(出て行った旦那は)新しい女に色々仕込みたいのよ。例えば朝からブロー・ジョブとかね」
「でも私の口はもうリタイアよ!仕事(ジョブ)もリタイアしたいわ!」
え〜、何が面白いのかわからないかも。ブロー・ジョブとそのあとの台詞のジョブを掛け合わせているのです。しかも、二度目のジョブは本当の仕事とセックスの両方を表しています。字幕がほとんど見られなかったので、どの程度訳してあったのかはわかりませんでしたが、そのまま聞ける私としては吹き出してしまう台詞だったわけです。口はリタイアとか、もうこれは本来爆笑ものの台詞ですが、試写会会場では一切笑いが起こることもなく・・・。掛詞に気がつかなかったのか、訳がそこまで訳されていなかったのか?それとも、こういうセックスに関する台詞は面白くないのでしょうか?私は一人肩をふるわせながら笑っていましたが。きっと『何が面白いのよ?』と周りのおばさま方には思われていたのかも・・・。辛いわ〜。


アメリカにおける違法入国や移民のことも少し触れています。そして移民者に対する司法の人種差別ととられかねない態度も。同時に、白人じゃないし、頭にターバンを巻いているだけでテロリストと。未だにそういう無知すぎる言動をとるアメリカ社会も描かれています。差別のシーンは本当に腹が立って仕方が無いです!ですが、これが現代アメリカ社会です。情け無い!!アメリカ社会の未熟さをきちんと描き出しているのは、監督の腕ですね〜。素晴らしい!


この映画を見て、アメリカではあんなことで運転免許証が取れるの?と思うでしょうね。はい、州によって多少の違いはありますが、基本あんなもので取れます。筆記もありますよ?ですが日本のように引っかけ問題は一切無く、素直な問題ばかりです。実技は映画の通り、自分で車を持ち込み、そこに採点者が同乗、運転技術を採点する、です。いやぁ、懐かしいなぁ〜。


冒頭でもう一人の主人公であるインド人教官が言います。免許をとったらすぐにルールを忘れて暴走するのが若者だ。決して(初心とルールを)忘れてはいけない、と。日本も同じです。個人的には、免許試験の前に性格検査を厳密にやった方が良いと思うのです。すぐに頭に血が上る人、ルールを無視する人、車に乗ったら性格が変わる人などには、免許を交付してはいけないと思いますね。


インド人教官の言う言葉が実に素晴らしい。人生の教訓にもなっています。彼がその言葉が言えるのは、彼がそれだけ辛い経験をしてきたからです。辛い経験は人を成長させます。残念ながら、必ず辛い経験が人を成長させるわけでも無いのが・・・。というのは、辛い経験から学ぶべきことを学んだ場合は人を成長させますが、その経験から何も学ばない、学ぼうとしない人間もいるからです。そしてどちらかというと、この学ばない人間の方が多いように思えるのです。


主人公の女性がどんどんこのインド人教官との会話や運転を学ぶということを通して、自分の人生というもの、生き方を見つめ直します。旦那が出て行った直後は、どうしたら旦那を取り戻せるか?そのために自分が何をしたら良いのか?と、そればかり考えています。そのためとんでもない勘違いをします。変わらなければならないのに、その変わるという意味を取り違えるのです。どう取り違えたか?それは相手の気に入るように変わろうとしたことです。これは大間違い。相手の気に入るように変わるのではなく、自分らしく生きるために変わらなければならないのです。ここを取り違えたため、旦那は戻ることありませんでした。私も患者さんで何度も経験していますが、この変わらなければ治らないの意味を取り違える人が本当に多いのです。(中身が)変わらなければ外(周りの状況)も変わらないですよ、と話した私の言葉の意味を取り違え、「じゃぁ、エステに行って肌を磨けば良いんですね!」とおっしゃった元患者さん。は〜・・・。違います・・・。


なかなかにいい映画です。個人的には、最後娘さんの居る農場に到着して娘さんと笑顔で会うシーンで終わった方がよりよかったのでは?と思いました。でもいい映画です。特に熟年の方や、変わらなければと思っているような方にはとてもいいのではないでしょうか?


今回の試写会会場はホテルの大広間でした。担当した人たちの経験不足が如実に出てしまい、少々腹立たしかったです。まず、

  • 椅子の並べ方。各列ごとに椅子を半分ずらし、前の人の頭が目の前に来ないようにする、という考えがなかったこと。入学式の式場のような椅子の並べ方では、観劇というものに全く対応できない。扇のようにするのが最適だけど、その事を知らない。
  • ホテルの大広間と言うことで段差がない場所。しかも客は大人だけ。後列の人ほど画面が見えないのは自明の理。それならば、椅子を使うのではなくシートでも引いて座ってもらった方が、より多くの人が楽に鑑賞できたはず。足の悪い人のためにだけ、後ろと両サイドに椅子を配置すれば良いだけだったのに。
  • 後ろの人に見えるようにするために、上映途中で画面を30cm以上上に上げたため、字幕は読めるようになったが反面、役者の顔がスクリーン外の天井に写ってしまい、画面の上1/4程度がろくに見えないという結果に。こんなことをするなら、上記のように椅子を使うのではなく座るようにしていれば問題なかったはず。
  • 担当者たちの想像力が非常につたない。もしくはあまりにも経験不足。映画を見るということをあまり経験したことがないのか?と問いたい。

今回の担当者たちには、この失敗を教訓に次回以降に生かして欲しいですね。こんなひどい試写会は初めてでしたから。

« チャイルド44を見てきました | トップページ | え?もう珊瑚損傷していたと思うのですが »

映画・テレビ」カテゴリの記事