2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

お薦めの本

無料ブログはココログ

« イミテーションゲームを見てきました | トップページ | 夫婦フーフー日記を見てきました »

2015年6月 4日 (木)

駆込み女と駆出し男を見てきました

駆込み女と駆出し男をみてきました。個人的ランクB+。最近の日本映画は本当にいいものが増えました。

ストーリーは本家ホームページでご確認いただくとして、とにかく笑わせてくれます。それでいて思わず涙がポロッとくるところもあり。そのバランスがとても良いです。

見ていて一箇所、「はぅん?」と思ったところが。駆け込み寺の法秀尼が信次郎と歩きながら話しているシーンですが、江戸時代なのになぜ現代の日傘を使っているの??です。撮影時、日差しが強かったので女優さんの日焼けを気にしたのでしょうか?こんなところは気にしなくてもいいのかもしれませんが、せっかく時代考証もしていると思うので、こういうところにも気を抜いて欲しくなかったというのが本音です。

満島ひかりさんが相変わらず良い味を出しておられました。女として惚れた男に対しての凜と一本筋の通ったその態度を最後まで通す。本当に素晴らしい!現代では、こういう女性はほぼ絶滅していませんか?東慶寺に駆け込んだ本当の理由が分かるとき、思わず泣けてしまいました。

私自身が医療者と言うこともありますが、信次郎がおゆきの妊娠疑惑を大勢の前で診察するシーン。これは勉強になりました。患者さんに対して共感を持って接するのは当然のことですが、厳しくしなくてはならないときは厳しくする。肉体だけを診るのではなくその心まで診なくてはならないという、現代西洋医学では忘れ去られているのでは?と思えることもしっかり描かれていました。

とにかく笑えます。東慶寺は尼寺ですので男禁制。その中での診察も患者の顔を見てはいけないとか色々法秀尼から注文を付けられます。信次郎はそれに従いつつちょっとした隙をついて傷口を直接診たり目を診たりします。そういった一つ一つのシーンが笑いを誘いますし、実際自分が信次郎と同じ立場になったらどう診察するか?と。

デート映画としても今一押しの映画です。見終わった後には、結構心がスッキリすると思います。

しかし、今の日本社会でも女性蔑視がなかなか取り除けていない状況ですが、江戸時代はもっとひどかったのだろうなぁと。逃げた女房を連れ戻す、もしくは殺すために追っ手を差し向けたりされたのですね、当時は。そういう意味では、紙一枚で『法律上は』離婚できる現代の方がまだマシなのかも、と。それでも東慶寺は2000人にもおよぶ女性を助けたそうです。現代ならストーカーなどから保護するためのシェルターですね。未だに男社会であるために苦しむ女性がいなくならないのです。あと、東慶寺に駆け込んだ後の処遇が金次第、と言うのには、寺も今と同じく地獄の沙汰も金次第だったんだぁ〜とガックリきました。寺だからこそ、それも苦しむ女性を救う寺だからこそ、助けを求めてきた女性に対してその金品の額に関係なく平等に接していなかったことに驚きました。戒名が値段次第で変わる、と言うことと同じだと私はとらえました。

« イミテーションゲームを見てきました | トップページ | 夫婦フーフー日記を見てきました »

映画・テレビ」カテゴリの記事