2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

お薦めの本

無料ブログはココログ

« 伊勢湾台風のドキュメンタリー映画上映中です! | トップページ | 『ゴーン・ガール』を見てきました »

2014年12月24日 (水)

バンクーバーの朝日を覧てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。

タイトル通り、「バンクーバーの朝日」を覧てきました。個人的ランクBです。

正直、この映画を見て共感できる人って、差別を受けた人でないと心底理解できないのでは?と思います。

映画の中で

『白人に移民の子と言われるのと、同じ日本人から移民の子と言われるの。どちらか辛いかな?』

『どんなに努力しても報われないこともある。泣いても仕方ないこともある。』

という台詞があります。これは日本にいて普通に日本人でいる限り、まず理解できないのではないでしょうか?

カナダ人に馬鹿にされないために必死になって英語を学び、現地の学校に通い、安い賃金で倍以上働き。それでも差別を受ける。この苦しさ、辛さ、私も留学当時を思い出してしまい、映画に対して心底共感しました。

私自身、アメリカから帰国して日本人から日本人でないと言われて差別を受けましたので上記の台詞には涙が出ました。(当時は今ほど会社も社会も留学してきた人に対しての理解が無かったのです。)同じ日本人から差別を受ける。これほどの屈辱と悲しさは体験した人でないと決して理解できないでしょう。これに関しては断言できます。なぜなら、普通の生活を送っている日本人はこんな体験をすることはまずないからです。多分、多くの普通の日本人が『過剰反応だ』と言うでしょうね。残念、体験していない人間にそれを体験した人の気持ちを理解することは決してあり得ません。自身が同じ経験をするまでまず理解できません。理解できるとしたら、『共感力のある人間』のみです。私がこう書いても理解できる人はごく少数でしょう。なぜなら、今の日本において共感力を大人になっても持っている人が非常に少ないからです。

差別を受けながら、でもその差別に対して卑屈になったり自己卑下をすることなく、日本人としての教示を貫いた。これができる日本人がどれくらい今の日本に残っているのか、さて、見物です。最低限、今の日本の政治家やヘイトスピーチをする差別主義者たちには決して理解できませんでしょう。

デート映画としてはあまりお薦めできません。当時の日本人が政府に『だまされて』海外の非常に辛い土地に移住し、そこで精一杯生き抜いた、と言うことを知りたい人は見るべき映画です。そして同時に、腐りきっている政治家たちには、当時の日本政府が大嘘をついてまで海外に国民を棄民したという事実を『再度』理解してもらいたいと切に願いますね。

« 伊勢湾台風のドキュメンタリー映画上映中です! | トップページ | 『ゴーン・ガール』を見てきました »

映画・テレビ」カテゴリの記事