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2013年12月15日 (日)

いのちの林檎をみてきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。

「いのちの林檎」をみてきました。いやもう、個人的にはかなり心に迫るドキュメンタリーでした。個人的ランクB+です。

名古屋の最終日にみてきました。まだ他の地域でもし上映しているのなら、ぜひ見に行ってほしいです。

化学物質過敏症、医療者としてどう言うものかという概念は知っていましたが、ここまですごいものだとは想像だにしていませんでした。10億分の一の超極微量でも体が反応するのです。PPMではないのです。PPBです!映画の中で、他の化学物質過敏症の方たちが証言されます。もう想像するだけで信じがたいほどの苦痛を日々味わわれていることをひしひしと感じられました。

実名で登場されていた方々には、本当に頭が下がります。自らを証拠として今の頭の堅い日本社会に少しでも理解してもらいたいというその心意気に。自分がそうなったときに、同じことができるだろうか?です。

大阪のご家族、息子たちが化学物質過敏症になり、学校に理科室に行かせないでくれと頼んだにもかかわらず、当時の担任が化学物質過敏症を全く信じずに、過敏症の子供に臭いをかがせるのです!全くもって『虐待』以外のなにものでもありませんし、教師によるパワーハラスメントです!!その晩、その子供さんは洗面器いっぱいの鼻血を出し、翌日には意識をなくすほどのアレルギー症状を起こしているのです。

これをみたとき、私自身のことも思い出してしまいました。私は関節がゆるく、そのことを知らずにカンフーを十年以上修行していました。当然関節技も多く、関節がゆるいため人より強く関節を決められても痛みを感じなかったのです。それが積み重なって肘部管症候群になりました。これもなった人にしかわからない痛みです。徐々に力が抜け、物がもてなくなるのです。当然、表現しにくい痛みが走ります。これは神経症状ですので見た目は全くわかりません。怪我ではないからです。当時の私の担任も全く理解できませんでした。医者からの診断書を出したのにもかかわらず、です。そう、前出の過敏症の子供さんとほぼ同じ状況です。過敏症も見た目は何ともないのです。これはもう、教師の共感力の欠如といえます。私の場合、手術を受けることになり、その成功率は70%。運良く70%の側に入りましたが、未だに天候の急変時(気圧の変化に極端に敏感です)には何ともいえない痛みが出て、時には肘から切り落としたくなるときがあります。えぇ、正直、今でもあの当時に担任に会ったら自分を抑えられそうにありません。なぜ理解できなかったのか?!と問いただしたいですが、理解を求めるのは無駄でしょう。他人の苦しみを理解できない人間は存在します。想像すらできない人たちがほとんどなのです。そういう人たちに理解を求めるだけ無駄といえるのかもしれません。が、それでも訴えかけなければ、その無理解の人たちの中から理解者を得ることもできません。

話が少しそれました。新しい家に移り住むまでは何ともなかったのに、その家がまさかシックハウスだっとは思いもしません。前出の子供さん、卒業文集に書かれていましたが、体に蚊が刺さない、と。それどころか体に止まった虫が死んで落ちる、と。その家は致死量のホルムアルデヒドが充満していたそうです。そんな中に日々すんでいたら、大人はまだしも子供は当然その影響を受けるのは必定。化学物質過敏症になるのは当然です。

市販の食品はおろかほとんどの物に含まれる化学物質。PPBレベルに反応してしまうので、今の日本社会というか、この汚染されまくっている地球では難しいかもしれません。そして多くの、未だ化学物質過敏症になっていない人間たちの無慈悲なこと!明日は我が身かもしれないというのに、ほとんど理解をされません。自分がそうなるまで全く想像もできない、想像もしないのが現代人と言うことなのでしょう。

個人的には、私がいくら書き続けたところで無意味です。百聞は一見にしかず、です。もしまだお近くの映画館で上映しているのなら、ぜひ時間を作って見に行かれることを強くおすすめします。医療者なら、そして教師など人に教える立場の人間は見ておくべき映画です。こんなすばらしい映画なのに、なぜもっと大きなシネコンとかが配給しないのか?実に情けないです。こんなに日々苦しんでいる弱者に対して風当たりの強い社会なのですよ、この腐った日本社会は。

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