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2011年3月16日 (水)

太平洋の奇跡を見てきました

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。

ちょっと前になりますが、今もまだ上映中かと思います。太平洋の奇跡、見てきました。私のランクはBからC-と言ったところでしょうか。でも良かったです!近年の日本映画としてはかなりの出来かと思います。

ここからはネタバレになりますので、まだ見ていない、読みたくない方は控えてください。

私が思うのは、大場大尉だったからこそ生き残れたのだ、と思います。堀内一等兵では間違いなく民間人も含めて全員死亡していたことでしょう。

やっぱり私、赤ちゃんや子供が出てくるのは弱いです〜。赤ちゃんが救い出されます。そのシーンではもう泣けて泣けて。また、この赤ちゃんが最後でもキーファクターとなっています。

看護師をしていた少女。ずっと家族を殺された恨みを抱いて生きています。そのため堀内一等兵に銃の撃ち方を習ったり。医薬品がほしいからと堀内一等兵共々収容キャンプに忍び込みますが、その際に堀内一等兵や彼の仲間は戦死。彼女はとらえられてしまいます。頑なな心のままですが、上記の助かった赤ちゃんを抱いたとき、彼女の中で恨みが溶けていったのでしょう。死でしまった自分の弟・妹を思い出したのでしょう。個人的には、いつまでも恨みにとらわれていなかった、それを乗り越えてくれた、というだけで涙ものです。(私個人も経験がありますが、恨みにとらわれていると、ほんとに穴二つになります!)

終盤、終戦後もゲリラとして戦っている兵隊を助けたいと思って米軍に協力していた通訳の日本人を、大場大尉の部下が射殺してしまいます。これは全く意味がないです。それどころか、自分で自分の行く末を狭めてしまっています。狭い考えにとらわれていると危ないです。米兵からも大場大尉は「あなたが指示したのか!?」と問われますが、彼は撃った部下の気持ちもわかるし、自分たちを助けようとして射殺されてしまった日本人の気持ちもわかる、そして撃ってしまった部下の上官として部下を統率できなかった自分自身への後悔もあったのでしょう。米兵には何も弁解しません。だからこそ大場大尉の気持ちが見ているこちらにも痛いほど伝わってきます。

部下と民間人を助けるために、大場大尉は自分の一存で投降を促しても部下たちは決して従わない、とわかっていました。だからこそ、米兵に「上官からの命令があれば日本軍人として従う」と言います。部下たちに反抗を起こさせず、民間人共々皆を助けるためにこれ以上の策はなかったでしょう。

最後、投降するシーンですが、何故か泣けて泣けて仕方がなかったです。感動した、というのではないと思います。でも何故か涙が止まりませんでした。米兵に対して、納刀の儀をしてから渡す。何も知らない米兵は銃を構えます。最後まで日本人として、日本軍人として振る舞います。そこに感動したのかもしれません。

日本に留学していたという米兵が、日本人が何故玉砕をするのか理解できない、という上官に対して日本人の考え方を説明するときに、将棋の駒を用いて説明します。これはおもしろかったです。ただ、なかなかわかってもらえないですね。チェスでは取った駒を再度自分の兵隊として使うことはありませんから。

劇場では高齢の方がとても多かったです。そう、実際に当時戦争に参加されていた方々でしょう。皆さん泣かれていましたし、兵隊だった方々は「実際の戦場はあんなものじゃなかった。もっとひどかった」と言われていました。(帰りのエレベーターの中で話されていました。)私の祖父も実際に東南アジアの方に出兵していました。私が小学生の時に一度祖父に戦争の体験を聞いたことがありましたが、祖父が当時書いていた日記を読みながら泣き出したこと、それに驚いて何も言えなかった自分を昨日のように思い出します。映画を見て思い出しました。祖父はどれだけ辛かったか、そしてそれを日記に記し一切家族には話さず。孫から請われて当時の記憶を思い出し、泣けてしまったのでしょう。今にして思うと祖父には酷なことを、知らなかったとはいえ頼んでしまったと。でも、当時どういう思いだったのか、今でも祖父が生きていてくれたら話してほしかったと心から思います。今なら祖父の思いを受け止めながら話を聞けたのではないか?と思うからです。

日本映画なんて!と思っておられる方、是非どうぞ。おすすめの映画です。

この映画と関連してですが、びっくりしたことが一つ。なんと、私の患者さんのお一人が大学2年生の時に実際の大場大尉とお会いしていた、という事実です!なんという奇跡!なんというシンクロニシティでしょうか!しかもその患者さんのお父さんが、大場大尉と同じ部隊におられたというこれまた奇跡の繋がりが!この奇跡の繋がりに、心から神に感謝です。

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